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第1話

どうもPo-kokoです。

初心者なので誤字などのミスも多々あると思いますが、気楽に読んでいただけると幸いです。

「イッチニッ サンッシッ」

早朝に雲一つない空を見上げ、大きく伸びをする。小鳥たちの鳴き声がより一層眠気を覚ましてくれる。これが無くては"1日”は始まらない。

「おーい。カナメー。朝ごはんできたからはやく中に入りなさーい」

実際、リビングから庭までは大股で3歩でたどり着く距離だ。それなのに、まるで50m先にいる犬を呼ぶかのような声で俺のことを呼ぶ母のことを、正直ウザいと思ったが、本心を言うと更に50倍の声で怒鳴られるので、流石に近所迷惑だと思いリビングに入った。


俺の名前は柳沢やなぎざわカナメ。小学生の時から陸上をしていて、勉強こそできなかったが運動はそこそこ出来ていた。

中学に入り、友達もできるものだと思っていたが、基本的に無口な俺はどうやら皆からはただの陸上部の運動馬鹿だと思われているらしい。


「ちゃんと体操服持った?今日は体育なんでしょ?あ、あとクラブTシャツ。中学生になったばっかなんだから、先輩の言うことをきちんと守って、クラブの時はちゃんとその服を着るのよ。…はぁ。ほんとに世話が焼ける子ね。」

俺はこの口うるさい母と兄とで三人暮らしをしている。二人には色々と迷惑をかけているのは分かっているが、あえて言おう。俺は昨日のうちから今日の準備は完璧にしていたんだ。


「行ってきます」

それだけ言って家を出た。親と喧嘩になって学校に行くと、何故かずっと心がもやもやしてしまうからだ。

ちなみに、学校までの距離は結構長く、20分はかかる所にあった。まぁ、だからと言って嫌というわけでもなく、俺は毎日upも兼ねてジョギングで投稿している。


「あ!カナメー!おはよ〜」

鼓膜が破けるかと思うくらいの声で挨拶をしてきたこいつは翡翠ひすい美鳥みどり。幼稚園からの幼なじみだ。美鳥は元々声はでかいしめちゃくちゃ明るい(俺の前では)性格だが、人前に出るとすごく静かになり、美鳥も俺と同じでクラスには馴染めていない。

「テニス部が月曜日に朝練なんてめずらしいな。」

美鳥はテニス部に入部していて、普段は週に4回練習があるはずだが、確か月曜日は練習は無いはずだ。

「そうだね〜。まぁもうすぐ春の大会があるから顧問も張り切ってるんだと思うよ〜。」

確かにそうだった。美鳥は1年生の中でも特にテニスが上手で、唯一1人だけ1年生の中から選ばれたんだー!って、こないだ言ってたっけ。


それから少しだけ美鳥のテニスの大会についての意気込み(これで4回目)を聞かされてから、俺達はそれぞれの部室へと入っていった。

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