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奇聞集  作者: keikato
66/79

66 屋敷祠

 今回の話も前話に続き、某神社の神主をしている知人が、父親から聞いたという、不思議な話をメールにして送ってくれたものである。

 送られてきたメールに沿って紹介する。


 昭和の終わりの頃のことです。

 父の知り合い、Aさんの家の隣に住んでいた方が屋敷内にあった祠を残したまま、遠くに引っ越してしまいました。

 それを知ったAさんは、祠がそのまま荒れるのをしのびなく思い、自宅の敷地にその祠を祀って自分の家の守り神にしたところ、悪いことが立て続けに起こり始めたそうです。

 このAさんも占い師にみてもらったそうで、占い師からは「祠の方位が悪い」と言われたといいます。

 そこで言われたとおり、祠の場所を変えてみたのですが、事態がいっこうに良くならないことから、神主の父に相談があったそうです。

 父がAさんの家にうかがい、神事で祠のお祭りをしましたが、それでも事態は良くなることはなかったといいます。

 その後。

 父が祠を元の方に返しなさいと勧め、Aさんがその祠を隣の家の元の位置に戻すと、不思議と災いがおさまったそうです。

 ただの祠のようにみえて、実は昔の武将の墓だったりすることもあり、Aさんが親切心で良かれと思ってしたことですが、その祠の神様にとっては居心地が悪かったのかもしれません。

 以上です。


 屋敷祠。

 これは屋敷およびその土地を守護する神、屋敷神を祀っている祠で、屋敷の裏や敷地に付属した土地などに祀られているという。

 神様にも住まう場所があるらしい。

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― 新着の感想 ―
[一言] 久しぶりの奇聞集でした(*^^*) 屋敷祠。これは昔、その家の信仰深いご先祖さまが勧請された、さまざまな神様の祠ということで、田舎には祠が5つも6つもあるところがあります。 中には、その…
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