表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
奇聞集  作者: keikato
27/79

27 悪夢

 この話は前回に続き、Sさんからメールで教えていただいたものだ。

 時代は昭和の六十年頃のこと。

 まだ若かりし彼女の母親が見た悪夢にして予知夢のことである。


 原文をほぼそのまま拝借させていただく。

 その日は夏休みでした。

 祖母と母と私の三人で、お昼ごはんを食べていたときのことです。

「夕べ、変な夢を見たんだけど……亡くなったおじさんが夢に出てきてね」

 母がいきなり夢の話を始めました。

「うちの家の裏口から、こんにちはー、って入ってきてね」

 実家には北の間というものがあり、裏口はその北の間から出入りができるようになっていたのです。

「それがどうしたことか、おじさん、裏口に立ったままで、どんどん顔色が悪くなってね」

 そのときのおじさんは、具合がひどく悪そうに見えたという。

「どうぞ、入ってきたら?」

 母は声をかけたものの、どうしよう、どうしようって、夢の中でオロオロしていたそうです。

「ほんとに怖くて、夢でも気味が悪かったんだよ。だってもう、おじさんは亡くなってるんだから」

 そのとき電話が鳴ったんです。

 奇妙な話をしているさなかだったものですから、女三人、思わず顔を見合わせました。三人とも、なにかしら予感めいたものがあったんですね。

 電話はやはり訃報で、亡くなられたのは母方の親戚の者でした。

「血筋は母方、それも祖母からのものかな?」

 Sさんは予知は血筋だろうという。


 これも予知だったのだろう。

 偶然。

 たまたま。

 そう思われる方もおられよう。

 ただ。

 奇妙な偶然がいくつか重なると、常識の範疇からはずれて摩訶不思議となるものだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ