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プロローグ

あたり一面に広がる赤… 

かつては人の形をしていたであろう塊は、今はもう、原形をとどめていない。

そこにただ一人、ポツリと立つ少女は違和感を感じさせなかった。


夜の帳が包む静寂の中、徐々に近づくよく知った複数の足音を聞きながら、少女はゆっくりと振り返った。

「なっ…んだよ、これは…!?」

息を呑む音がやけに大きく聞こえる。 

常にない怯えを見せる彼らに少女は微笑みを浮かべた。

すべてを凍らせるかのような、冷たく、残酷な微笑みを……。





「お前は…何者だ…?」









歴史は巡る…新たな未来に向けて、世界を巻き込みながら

すべての行きつく先は………







物語はどこに行きつくのでしょうか

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