表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/16

第14話 魔界版、魔物の分類

お待たせし過ぎました、すみません(ノ_<)

色々思い出しながら、書いていきます。


どうして、そこで魔王の話が出てくるのだろうか。

私は何もやっていないので、誰かが故意に流した噂か、恐怖から虚構を作り出したのか。

魔族側からか、人間側からかによっても変わってくる。

それとも、第三者か。


「魔王の噂って何ですか?」


「どっから出てきたのか、わかんねぇ噂だがな。ここ数年で魔物が強くなって、活発に動いているのは、魔王が生まれたからじゃないかって話だ。」


「事実かどうか知らねぇが、神殿がそう言ってる。神殿は魔王を観測出来るらしいからな。」


神殿。

私の知識にある神殿は、神に仕える人がいる場所。

ラノベでよくあるのは、魔力測定や洗礼みたいなことをして、聖女や治癒師がいるところと言う場合が多い。

ラノベによって、悪にも善にもなる場所。



この世界の神殿は、どうなんだろう?



でも一つわかることは、神殿は魔王の観測ができないと言うこと。

できていたら、魔物の現象が魔王と関係がないと知っているはず。

そして、50年以上前に生まれた私のことも知っていないとおかしい。


神殿。

調査リストに載せておこう。



それにしても、人間界と魔界の情報は一致しない。


魔界では、瘴気がある生き物を魔物、瘴気がなく魔力を持つ生き物を魔獣と区別している。

ランク分けなんか基本しないし、魔獣や魔物にもそれぞれ名前がある。

特徴で分けたりしない。



人間界は、魔物や魔獣の研究が、進んでないのかな?

でもそれって、すごく危険だよね。

相手を知らないと、死に直結するのに。

呑気と言うか、適当と言うか。

それとも人材がいないのかな?



魔族の私には関係ないことだが、人間が少し心配になった。

とりあえず今は、人間側の情報を頭に叩き込む必要がある。


魔物が来ない間の道中は、常識がない私を心配した商人さんたちが、色々教えてくれることになった。


でも何故だろう。

すごく憐れみのこもった視線で見られるのは。

そこに触れてはいけない予感がして、私は気づかないふりをした。


結局アトランタには、5日かかって到着した。

魔物との遭遇が多すぎて、3日では辿り着けなかった。


アトランタは商人が行き交う賑やかな町と聞いていたが、見かける商人は少なく感じる。

これも魔物の影響だろう。


あれほど魔物と遭遇するなら、強力な護衛がいないとすぐに死んでしまう。


為政者の目から見ると、かなり急を要する案件だと思う。

商人が行き交わないと、物流が滞り、最悪の場合は餓死にすらありえる。

小さな村だと、もしかすると滅んだ村もあるかもしれない。

ことは魔物の問題だけど、魔物だけの問題ではなくなっている。

人間界の為政者は、どうするのだろうか。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
更新待ってました!ありがとうございます! 大分不穏になってきましたね…神殿とは一体どんな組織なんでしょうか。魔物や魔獣の研究が進んでない疑惑…プロローグのことも考えるとドキドキします。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ