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気だるい始まり

目が覚めて気だるげに横になっていた身体を起こす。夢がどういった内容かは思い出せないが、思い出さなくてもいい、それといったどうでもいい内容だったのだろう。


開きっぱなしのクローゼットから制服を取り出し、のろのろと寝巻きから制服に着替える。そしてまた、のろのろと部屋を出て、階段を下りて一階のリビングにある食卓にこれまたのろのろと移動し、座席に座る。


俺は朝に弱いのだ。眠すぎて高校に行く気すら失せる。だけどそうは問屋が卸さないわけで、2つ上の姉に家を追い出され、仕方なく高校へと自転車に乗って向かう。


あぁ、今日から高校2年生だ………。

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