番外編
「トランクバーク号物語 ~牧場を救った競走馬~」を読んでいただき、誠にありがとうございます。
この部分では一旦本編から離れ、名前の由来や作品の裏話について書いていきます。
各キャラクターの名前の由来
・トランクバーク… 本編にも書いてありますが、トランク(Trunk)は木の幹、バーク(Bark)は木の皮という意味です。皮の鎧を身にまとい、太い幹を持った大木のようにたくましく成長してほしいという願いを込めて命名しました。
・木野… 「キノの旅 -The Beautiful World-」が好きだから。本も結構読みましたし、アニメDVDも見ました。
・求次… 過去の作品で「星野求次」という名前を使っていて、すっかりこの名前が気に入ったので、この作品でも採用することにしました。ただ書いている途中で、ちょっとマンネリ化しているような気がしたので、名字を木野に変えました。
・笑美子… CD、DVDレンタルショップにいた時に、たまたま宮本笑里のCDが目に入って、それがヒントになりました。
・可憐… 笑美子みたいに前向きな感じの名前をつけたいと思い、この名前を採用しました。
・星駿馬… 名字は星野求次からの使い回しです。下の名前は、マガジンで連載されていた「蒼き神話マルス」の主人公「馬守」を参考に、何か馬に関係する名前をつけようと思って、これにしました。
※2012年3月26日追記
3月25日の時点まで名字は「星野」でしたが、この度美浦に「星野厩舎」が実在することを知ったため、「星」に変更しました。
あらかじめご了承願うと同時に、実在する「星野厩舎」には大変失礼いたしました。
・村重、スクーグ… 以前にも書きましたが、生物学の実験でよく使われているMS培地(Murashige and Skoog Medium)から取りました。
・善郎… 特に大した理由はありませんが、男性キャラの名前でいくつか挙げた中から、これを採用しました。
・咲… 友達とマンガ喫茶に行った時に、その友達がマンガ「咲 -Saki-」を読んでいて、これだと思い、採用しました。(僕はDVDでその作品を見ました。)
・久矢 大道… 名古屋の久屋大通から取りました。
・坂江… 名古屋の栄から取りました。本編では下の名前が出てきませんが、「陽八」と言います。(由来はSKE48)
・武並定光… JR中央線の駅名、「武並」と「定光寺」を組み合わせました。
作中に登場する馬の名前は、基本的にゲームで使った名前です。
(一部使っていない名前もあります。)
裏話
・レースの日程は、2010年と2011年の中央競馬のレーシングプログラムを参考にしました。その結果、ゲームと実際の競馬で異なる箇所が生じたため、一部ゲームとは異なるレースに出走しています(ただしグレードは合わせました)。また、レース間隔も多少変化しています。
・中央競馬のレーシングプログラムは毎年変化を繰り返しているため、作中に出てくるレースや開催順序は実際といくらか異なる可能性がありますが、その点はご了承いただければと思います。
・物語は当初、2009年からスタートして、2010年にトランクバークがデビューという設定にしていました。しかし2011年3月は避けた方がいいと判断したため、年をずらしました。
・第3部分(2011年9~10月 どん底の状態)の夕飯のシーンで、広島風のお好み焼きを食べるシーンがありますが、これは僕が広島風のお好み焼きが好きだからということに由来しています。
(この後にも広島風のお好み焼きが登場するシーンがあります。)
僕は2011年5月に野球場めぐりで広島に行った時に、広島風のお好み焼きを食べまして、すっかり気に入ってしまいました。
もちろん作り方も覚えました。僕の場合「お好み焼き」と言えば、今では広島風の意味になります。
・求次の年齢は2012年3月の時点で43歳となっていますが、これはゲームでの牧場長の顔を参考にして決めました。
それ以外のキャラの年齢は適当に決めました。なお、笑美子の年齢は公表しません。
・チューリップ賞でのトランクバークとゴールデンコンパスのゴールシーンは、1999年有馬記念のグラスワンダーとスペシャルウィークのゴールシーンとそっくりの設定にしました。
僕はそのレースを当日、中山競馬場で見ていました。
・実際のゲームでは、トランクバークの現役時に他の馬も所有していましたが、ストーリーが無駄に長くなるため、カットさせていただきました。
その馬にかかっていた費用は、この作品では木野家の生活費に置き換えました。
・この後、物語の中で「フォーククラフト」という馬が登場します。
新馬戦を勝ち、GⅢ2着、GⅢ優勝、GⅢ優勝、GⅠ(朝日杯)2着、GⅡ2着と、6戦3勝 2着3回の成績でGⅠ皐月賞に乗り込もうとしました。
しかしその追い切りで悪夢の骨折をし、長期休養に追い込まれました。
それから1年後、故障明け最初のレースとなったGⅠ高松宮記念で奇跡の復活を果たし、僕自身、ゲームで思わず泣いてしまいました。
1年ぶりに出走したレースでGⅠ制覇ということで、まるでトウカイテイオーを見ているようでした。
そのため、最初はこの馬の物語を書こうと考えていました。
物語はこれから後半に入ります。この後もよろしくお願いします。




