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4 夕飯は唐揚げカレー

開間家に来た。

志乃が玄関に来てスリッパを出してくれる。志乃にラッキョウを渡す。

「おー!福神漬けもいいけど、ラッキョウも欲しいよね!どうぞ!」

「お邪魔しまーす」


ダイニングのテーブルに着いた。

「すぐカレー持って来るからサラダ食べてて」

レタスとトマトのきゅうりのサラダにポテサラがのっている。

「ポテサラがシンプルでうまっ!」

「オリヴィエ・サラダだよ」

「何それ?」

「ポテサラはロシア料理なんだよ。それが本場のポテサラ」

「ほう!なかなか」


「はいカレー」

「ありがとう、いただきます」

小さ目の唐揚げがのっている。口に入れるとカリっという食感と共に醤油とガーリックの香りがする。

絶品だ!


「大きさもいいし、この歯応えも良いね」

「ちょっと片栗粉を入れているのよ」

「ガーリック醤油も濃すぎず絶品だね!」

「ふふふっ、ありがと!明はガーリック好きだからちょっと多めに入れたんだよ」

「白っぽい方は?」

「バジル塩胡椒味ガーリックだよ、レモン絞ってかけてね」

「・・・これは絶品!一番好きかも」

「どっちも好きだから選べないのよねー、毎回両方作っちゃうのよ。このラッキョウはおじさんが漬けたの?」

「そう、親父作」

「おいしいわね!」


食べ終わって二人で洗い物をする。

コーヒーを入れてリビングに行きTVを付ける。

ニュースをやっている。連続首切り殺人事件の話しで持ちきりだ。

被害者に関連性が見出せない事から無差別殺人では無いか?などと推察されている。

志乃はテレビを怖い顔をして見ている。

「志乃も夜遅く歩が無いようにね」

「わかってるわよ明もね、男女関係ないみたいだしね」

「そうみたいだね、目的がわからないな、シリアルキラーって言う奴なのかな?」

「こればっかりは捕まえて見ないとわからないわね」


「明、お風呂沸いたから一緒に入っちゃおうよ」

「わかった」


一緒に風呂に入り背中を流してもらう。志乃の背中も流す。ほんとに色白だ。西洋人の白とは何か違う美しさだ。

志乃の美しい裸体を楽しみ、ゆっくり温まって風呂から出る。

志乃がバスタオルで拭いてくれる。

「髪乾かすから先にベッドに行ってて」

そのまま2階の志乃の部屋のクイーンサイズのベッドに行く。


◾️◾️◾️◾️


婚約が決まった志乃は部屋のシングルベッドをクイーンサイズに買い替えた。

「シングルをもう一個入れれば良いんじゃ無いの?」

と言ったら「明は婚約者の私を抱いてくれないの?」っと返された。

「婚前交渉はありなの?」

「はぁ、あたり前でしょ?愛しい婚約者を結婚まで毎晩寂しく夜一人で寝かせる気!私は嫌よ!」

「子供出来たら?」

「嬉しいわ、ぜひお願いしたいわね」

こんな調子だった。


数日後にベッドが来て一緒に寝た。

全身を撫で指で優しく敏感な部分を愛してやると、志乃の身体の受け入れ体制が出来た。ゆっくり貫くと志乃の初めての証がシーツを紅く染めた。


「長く待ったから嬉しい」と言って泣きながらしがみついていた。

「そんなに長く待ってたのか?」

「気が遠くなるほど長かったわ・・・」

俺の腕の中で泣きながら呟いた。

繋がったまま頭と背中をしばらく撫でていたら可愛い寝息が聞こえたので、軽く包みこむように抱きしめた。

愛おしいと心から思った。


◾️◾️◾️◾️


広いベッドの左側を空け布団に潜り込む。

温まった体にベッドのクッションが心地よい。

オーディオでラヴェルのピアノを聴いていると、暖かさとピアノの旋律にまどろむ。









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