二回目の昼休み
(どーしよ。音瀬さんにあのこと聞くかぁ…?)
うーん、うーん……と唸っていると、アラーム音が部屋に響いた。
「あっ…もうそんな時間か……」
今日は火曜日。1週間は始まったばかりだ。
「おはよー」
「おっはー!」
「皆、おはよう。」
「きゃあああ!」
「「おはようございますぅ!!」」
「どうぞ!」
「ふふっ、ありがとう。」
「「きゃあああああ!!」」
(耳がいたぁぁぁぁ!コンサート会場か!鼓膜破れるぞ!!)
教室に入る前から分かるくらいの声。
(これが毎日つづくんか……)(←二回目)
ガラガラガラ
「おはよーございまーす……」
秒で自分の席に座る。
(バレてへんよな?!大丈夫よな?!ってなんでやねん!)
(なぜか)話しかけられないかビクビクしてると…
「おはよう。あか……暁。」
「っ!!お、おはよう……………」
(どうにかして話さないと…!)
「「あ、あの、」」
「あ、音瀬さんからどうぞ。」
「あ…えっと、今日も一緒に食べて良いかな?」
きゅるるん♡(上目遣い)
(はぁぁぁ?!!ふざけるなよぉ!そんな上目遣い、断る人この銀河に1ミリもいねぇだろ!もーこれは確定!わざとやってる!)
「…………分かった。でも、今日は友達も誘ってええか?」
「…うん。もちろん。それじゃあ待ってるね。」
(………あの2人とあの子呼ぶか)
華咲は意外と忘れんぼうだ。
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
「おーい、盛獲~如月~いる~?」
私が誘おうとしたのは学年一位のスポーツマン、盛獲 翔那と中学生のメイクアップアーティストとして活動している如月 乃華。
華咲とは小学生の頃からの友人だ。
「いるけど。」
「いるよ~」
「一緒にご飯食べよ。」
「えと…私も一緒に食べていい?」
ひょこっと高尾さんも現れる。
「良いよ。音瀬さーん、こっちー」
「ひぃえっ?!おおおお音瀬せせさんん?!」
「まあ、落ち着いて」
「ほーら、しんこきゅーしんこきゅうー」
「すーはーすーはー………ありがとうございます……」
「ううん。どういたしまして~」
「……」(顔が紅くなっている)
「うふふ…しょーちゃん照れてるぅ~」
そして、翔那と乃華は付き合っている。
6年生の夏休み位に翔那がまさかの『この大会で勝ったら、付き合ってほしい』と頼んだそうだ。しかし、大会には負けた。だけど、乃華が『しょーちゃんはよく頑張った。』と言って夕焼けの中、橋の上で誓いを交わしたそうだ。
と、華咲は聞いている。話を戻す。
席をくっつけ弁当箱を持ってきた。
席は一番前が光輝、光輝から見て右が華咲、左が乃華。華咲の隣がきなか(高尾さん)。乃華の隣はもちろん翔那。
「しょーちゃん、かーちゃん、きなちゃん、それに今日はひーちゃんも!」
「ひー、ちゃん…?」
「それじゃ……」
「「「「いただきます「い、いただきます。」」」」」
「いやぁ…あのかーちゃんが友達を連れてくるとはねぇ…お姉ちゃん、感動だよぅ…」
「いや、高尾さんのときもそれ言ってたし……」
「………」
光輝が目を見開いた。
「?音瀬さんどうしたん?」
「え?あ、いや……なんでもない」
(…?)
華咲はあの光輝の顔が忘れられなかった。
どぉぉうもぉ!!!抹茶ちゃんでぇすぅ!
遅れてごめんねぇぇぇ!?
さて!皆、明日(これ書いた日が7/4)の予言、信じる?私はちょっと信じないッスねぇ…
そして、今回は新たな登場人物が2人!そして高尾さんの本名!
高尾さんの名前、高尾 きなかって…ダッセェなぁ…自分でも思う。
ま(?)みんなブクマ感想よろしく!ブクマ感想したら投稿頻度あがるカモ?!