チームラビット
混沌を倒したと言い放った闘志の学園生活が始まっていく…
「え、まじ?あいつが?」
「だとしたらめちゃくちゃ強いやつじゃん!」
「いやいやありえないだろどう考えても。」
困惑の声がクラスに飛び交う中、一人手を挙げて質問をした。
「質問いいかな?」
「おう!何でもいいぞ!」
「君の能力って何かな?まだ聞いてないから教えてほしいな。」
「あ、言ってなかったなそういえば。」
全員が静まり返り、その答えを待つ。
「俺の能力は空間を操れるんだ!こんなふうに!」
そう言うと、彼は手を開いて空気をつかんだ。そして野球でボールを投げるように空気を切ると、
5メートル程離れた位置にある花瓶を手に吸い寄せた。
「おぉぉぉ!すげえぇぇ!」
「なんだ今の!?」
「これが俺の能力、Interspaceだ!」
クラス中に拍手喝采が起こる。闘志は正式に私立アーセナル学園の一員となったのだった。
翌日の話。全国で8つしかない特別クラスを持つ学園には、能力を持つものは必ずとある部活に入らないといけないという掟がある。その部活とは…
「チームラビットにようこそ!闘志君!歓迎するよ!」
能力を持つものだけご入れる部活。それが、対恒星外生命体撲滅団である。得体のしれない能力を使うもの、それに対抗できるのは同じ得体のしれない能力を使うものでないと戦うことはできない。そのための組織である。
「僕は九条光。3年生でこのチームの部長をやらせてもらってるよ。能力は光を纏うことが出来るよ。よろしくね。」
「あれ?昨日質問したやつだよな?先輩だったのか!?」
能力を持つ者が少ないので、特別クラスは1、2、3、年生が混ざっている。普通の授業がないので、特別困ることもないのだ。
「ほら、みんな自己紹介して。」
光が全員に話しかける。
「俺は赫石大地。お前と同じ2年生。能力は魔術を使う。よろしく。」
「俺は松陽建護!同じく2年生!能力は錬金術を使うぜ!よろしくな!」
「僕は若葉魔雄。1年生です…。能力は…えっと…無詠唱魔法を主に使います…。よろしくお願いします…。」
総勢16名の説明が終わり、それぞれ言葉を交わし合った。
「とりあえず、闘志は仮入部ってことで。ここ何日かは誰かとペアを組んで行動してね。」
「わかったぜ!じゃなくて分かりました!光先輩! 」
こうして新たな物語が幕を開ける。その先に待つ結末がどのような結果なのか知る由もないまま。
最近はONE OK ROCKにはまってます。
一番好きなのはwe areです。