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魔闘士ミーシャと魔術師レーナ

 ミーシャ・レインの所持しているメイスの打撃部は、鉄製だった。

 鉄は魔力を伝導しないので魔法で武器を強化するタイプの『魔闘士』からは嫌われる。だがミーシャは武器では無く体を強化する、だから柄の部分さえ鉄でなければ戦闘時には困る事など無い。

 逆に相手が武器や防具を魔法で強化している場合は、鉄の武器を装備している方が優位に立つことが多い。鉄は魔力を通さない、いやそれどころか鉄は触れた魔法を霧散させてしまう。   

 鉄の武器は青銅の武具に比べて硬いし安い。しかも相手にかかっている魔法を無効にしてしまう。

 良い事尽くめに一見聞こえるが、味方が鉄の鎧を着ている状態では、その味方には一切の魔法をかける事が出来ない。魔法で鎧を強化する事も出来ないし、味方が怪我を負ってもすり傷さえ回復させる事も出来ない。だからミーシャはあえて防具さえ着けないで戦う、というか着ける意味がない。

 今現在ミーシャは二種類の力が使える、“筋力の強化”と、“身体の硬化”、である。特に体を固くする“身体の硬化”、は強力だった。鉄の武器で攻撃されない限り傷を付けるのが難しい、それにミーシャの攻撃スタイルである、バーサーク化との相性も抜群だった。

 だからレーナ・オズワルドは安心して暴れるミーシャの支援に専念できる。

 レーナは基本に忠実な魔術師だった、ミーシャが規格外の戦い方をするのであまり目立ちはしないが、ミーシャが囲まれそうな時はミーシャの周りの敵を数人、間引いてミーシャが戦い易くし、敵の中に鉄の武器を持っている者がいた場合は真っ先に殺す。鉄の鎧を着けた者が数人いた時も慌てずに毒の霧や、酸の雨などでミーシャのサポートに徹する。

 とにかくどんな時もミーシャの暴れやすい戦場を作る事にレーナは専念する。それで今までどんな困難な戦況も覆して来たのだから今更変える気もない。

 だがこいつらの戦い方ときたら本当にやりづらい。それだけ組織立っている? 冗談じゃないその反対で全くの無秩序。集団戦の「しゅ」の字も知らない素人、……あるいは何か理性を失わせる物の大量摂取で理性が無くなっているのか、ただ集まってなんの策もなくただ突進して来ては蹴散らされる。その繰り返し。しかもこいつら異常にしぶとい。

 ミーシャにどれだけメイスで殴られても、その結果として手や足の骨が砕かれようとも、平気な顔で襲い掛かかってくる。最初は恐ろしいと思ったが、戦力的にはもはや使い物にならないのが分かると、本当にうっとうしい存在だった。

 戦力としては無視してもいいが、ミーシャの足などに絡み付いて来るこいつらをほっておく事も出来ない。魔力の無駄遣いと解かっていてもつぶして行かなくてはならない。

 しばらくはそんな戦いが続いたが、カルーン男爵領の方から雄叫び声が上がると同時に男の声が響く「何をしているそんな雌などさっさと始末しろ!」

 デモニスト『神官』ネィガールがやって来たのだ。

 



まあ、コピペの美味くいかない事! とにかく投稿。

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