猫執事のご主人様
モンは、くるみ割り人形から逃げる為に
猛獣と鉢合わせ、戦わせることに成功したのだが、体力を使いすぎて倒れてしまった。
モンが目を覚ますと、
くるみ割り人形と狼達は、倒れていた。
どうやら相打ちだった様だ。
周りを見ると
先程助けた、ウサギが隣で寝ていた。
死んでいないか、確認する為に触ると、
ウサギは、目を覚まし、手に寄り添って来た。
どうやら、さっき助けたので懐かれた様だ。
モンは、ここまで、懐かれたウサギをほっとけなかったので、抱えて進む事にした。
モン達は、奥に進んでいくと、猫執事の家は、あちら←と書かれた小さな看板があった。
とりあえず、そこに行く事にした。
モン達は、猫執事の家に付いた。
家は、木でできたログハウスだ。
猫執事の家のドアの近くに、ベルが吊していた
それを鳴らしてみると、
ドアが一人でに空いた。
モンは、「あのーすいません…誰が居ませんか?」と家の中に言うと
「どうぞ、こちらへ」と言う声が聞こえて来た。
モンは、声がする方へ進んでいくと、
客室と書かれた部屋があった。
客室と書いてある部屋をノックすると
「どうぞ」と言う声が聞こえて来た。
モンは、「失礼します。」と部屋に入った。
すると、背はとても高く、顔は黒猫で、身体は人間のようだった。
すると猫執事は、「ちょっと、私の前に来てくれないか?」といわれた。
モンは、前に出ることが出来なかった.
くるみ割り人形の一件があったからだ。
こいつも襲ってくるんじゃないかと
そう思って「あ…えっと」ともじもじしながら、
猫執事に気づかれない様に後ろ歩きで逃げようと
したが、いきなり目の前に現れて、左手で軽く気絶させられた。
気絶したモンに、猫執事は、左手を乗せて「トイ・メモリー」と、唱えた。
そして…1時間後、
モンは、目を覚ました。
モン、ベッドで寝ていた。
「いってぇ…」と口に出した
首元が痛む、さっき猫執事から受けたダメージ
が残っていた。
モンは、ベッドから起き上がり周りを見ると、
横で、猫執事が、ウサギを撫でながら「目覚めましたか」と言った。
モンは、「えっと…なんで僕生きているんでしょうか」と言うと
猫執事は、圧のある笑顔で、
「あなたは、私が求めていた逸材でしたので」
と言い始めた。
「あの〜、いっちゃ悪いんですけど、僕、
相当弱いですよ。」
と猫執事に言うと、
「そう、それですよ」
と興奮しながら言った。
「あなたは、弱いだからお世話しがいがある、
私は、長年色んな、ご主人様達に使えて来ましたが、皆さま強すぎて、私が世話出来る事が、
家事くらいしかありませんでした。
私は、ご主人のすべてをお世話したいのです。」
と猫執事は、はあはあ言わせなが言った。
モンは、少しドン引きしながら
「いや…でも、僕お金持ってないですし、」
と言うと
「大丈夫でございます。
私の報酬は、弱いお方のお世話ですから、
いりません。」と言いった。
モンは、「あ、ははは」と愛想笑いしていると
猫執事は、
「もしかして、私を雇いたくないと、そうでしたら、あなたを殺すしか…」としょんぼりしながら言って来た。
モンは、命の危機を感じ、
「今後ともよろしくお願い致します。」と
即答した。
モンは、この地で執事を手に入れた。