リョウとサトシ2
山の中に入り数時間、川の近くに拠点を張り、始める。
「じゃあまずキャラを作って貰おうか」
「おう!見た目はあんまこだわらねえぜ」
目の前で光る人型の何かが蠢いていくーーーそして一際輝くと、中肉中背のレザージャケットを着た青年が立っていた。
(コイツレザージャケット好きだな…まあいいけど)
「お?おおーー…双剣双銃の一通りの動かし方とスキルが解る。面白いなこれ。でも現物がねぇ。」
「それに関してはコレをやる。」
「うおお!アーティファクトじゃねえかこれ!こんなん貰っていいのか!?」
「どうせ修行時代のお下がりだ、好きにしていいぜ」
「テンション上がるー!」
「それよりも修行だ、サトシ、行くぞ」
「おう!」
「この辺でいいか…始めるぞ、まずサトシ、お前を中心に円形の透明なフィールドがあると思え。その中に入ったものは打ち砕く。そういう風に意識しろ」
「んー、難しいな」
「四方八方から石なげてやるから剣で切るなり銃で撃ち抜くなりしろ」
「わかったぜ!」
「いくぞ…おらおらっ!」
「ししししっ!」
「これなら…どうだっ!」
「おらああっ!」
「やるじゃねえか。これは『感知』スキルだ。伸ばせば未来予知じみた事も出来る。」
「すげえ!でも感知スキルなら俺も持ってたぞ?」
「アホか!お前の感知と俺の感知じゃ質が違う!」
「ええ!?同じ名前なのに?」
「そーゆー事もあるんだよ、覚えとけ」
「じゃあ今日はメシ食って寝るぞ」
「あいよー」
「明日は最後に魔法とスキル教えるからなー」
「おー!」