始まり
リョウはまず、テキトーにぶらぶら駅に向かって歩いていた。
すると、タクシーが通りかかったので片手を上げて静止させる。
ドアが開き、乗る。
「これはこれは戦神様、ご利用ありがとうございます。どちらまで…?」
「駅までだ、特急でな」
駅まで猛スピードでタクシーが走っていく。信号は壊れていて止まらない。
「到着でございます、戦神様」
「ああ、サンキューな」
「また足がご利用の際は当便をご利用ください!ありがとうございました!」
そして駅に入って行くとーー
「オイオイ、これが戦神か?」
「全然強そうに見えねーぜ」
「俺らの方がまだマシじゃねえか?ハハ!」
「なんだ、まだイキのいいのがいんじゃねえか」
「お?やんのか戦神くーん?」
「負けても知らねーぜー?」
「かかってこいよ、お前ら相手なら武器も要らなさそうだ」
大剣使い、双剣使い、ライフル使い1人づつか。
「ぶっ殺してお前の双剣双銃のユニークスキル奪ったらァ!」
「俺の双剣双銃はユニークスキルでも
スキルでもないんだが…まあいいか」
双剣使いが一瞬で間合いを詰め、斬りかかる。
ーが、双剣が一瞬でバラバラになる。
「お、俺の双剣!?」
「あァ、すまねーな、手グセが悪くてよ」
双剣使いが唖然としているとー
「舐めやがってェ!」
「あ!バカ!お前…」
ライフル使いが銃を撃つが撃ったライフル使いの頭がエフェクトでバラバラになり、昇天していった。
「あー、言わんこっちゃない。警告してやろうと思ったのに…」
「な、なんだァ!?」
「とりあえずお前は寝てろ」
「ガッ!?」
顔面を蹴っ飛ばし失神させる。
最後の大剣使いだがーー
「あ、ありえねぇ!!割にあわねぇよ!!」
逃げていった。
「あーあ。ちったぁ楽しめるかと思ったんだがなァ…」
とりあえず電車乗り継いで行って九州向かうか。
リョウはあくびをしながら構内に入っていった。