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8・神の想定外

 1ヶ月と1日目[31日目]昼前



  サリは先に着いて水の中を見ていた


 コウ「何か居た?」


 サリ「いないにゃ」と言いそのまま水の中をみている


(索敵してるのか)


 コウ「セリ、海水を詳細鑑定して診て」


 セリ「はい、あれ?、海水が高濃度の魔力水に変わっています」


サリ「だから何ーにも居ないにゃかー」


 マリ「高濃度の魔力水?、それは、生き物かいないわけよね、サリが不思議に思う訳よ」


 コウ「なぜ、魔力水を好む生物も居たはずだよね?」


 セリ「魔力の濃度が高くなると、息が苦しく成っていきます」


 コウ「それは、多分、魔力に多くなると水や空気に魔力以外が溶けることが出来なくする性質かあるのかな、なら海からの進入はまず無いな」


 船が、魔力不足だったのと、体内で必要な酸素は外では無く、体内の自然エリアで供給してるから、高魔力の環境に影響なく入れたのか。


 コウ「大気中の魔力は?」


 ガド「船に吸収されたんじゃろ」


 コウ「船が入って、10日でアバターで出たら?」


 マリ「息苦しくなって動けなくなり、そのまま死んでたわね」


 サリ「運がいいにゃ」


 か・み・さ・ま、わかっていての目印だよな、なんか違うような気がするけど




 白い空間では


 神「ヤバイ、地図に拠点に使えそうな場所として目印をつけたけど、まさか聖域がそんな状況だったなんて、


 知らなかったんだ、なんて言い訳しよう、


 凄く苦労して、神獣達の安全な出産と魔力回復できる場所として、聖域を作って、その防衛と魔力の調節の為に管理コアと管理し易い環境まで作ったのに、


 それなのに、それなのに〜、


 先の戦いで大型の神獣が全滅したから、魔力過多で、他の神獣にも使えないほどの、魔力の飽和した危険な場所になってたなんて、


 まっ、


 彼の身体には、魔力が大量に必要だから、問題も解決したし、結果オーライってことで、


 誤魔化そう、何とか誤魔化そう、うん、そうしよう。





 戻って、コウ達


 コウ「この魔力水使える?」


 マリ「このまま使うとポーションもマジックポーションも強過ぎて、ポーションは、異常再生、マジックポーションは、魔力過多で魔力酔いになり、気を失うわ、薄めるには不純物の無い水が必要ね」


 サリ「それがなかなか見つからないにゃ」


 コウ「水を蒸留すれば、いいじゃないか」


 セリ「蒸留とは何ですか?」


 コウ「お湯の湯気を冷やして集める事」


 マリ「戻ったら、教えて、やってみるわ」


 コウ「高濃度の魔力水で、各ポーションも作ってみて、そのポーションに、蒸留水混ぜて使えるか試したい、上手く行けば一本を薄めて使える」


 サリ「結局同じ量になるにゃ」


 コウ「蒸留水はどんな水でも、毒がなければ、簡単なろ過装置と蒸留器で、出来るから、飲み水が有れば作れるし、


 色々なポーションを混ぜあわせるだけで、出来るかもしれない、


 異常再生のポーションとか、魔力酔いになるポーションは、投げる武器になるから無駄にはならないと思うよ」


 セリ「贅沢ですが、嫌な武器に成りますね」


 サリ「投げナイフの傷を、致命傷に出来たり、動きをとめられる、かなりヤバイ武器になるにゃ、ウチ使いたいにゃ」


 マリ「いろいろ、試してみてね」


 コウ「投擲に適した、割れる容器、その容器を収容する鞄みたいな物も必要だな」


 セリ「出来たら見せて下さい、詳細鑑定してみます」


 コウ「魔力水、収納するね、生き物いないなら!、また来るより、10キロリットル収納するね、これより多いのはちょっと怖いから、みんな下がって、


[みんなが平らな場所まで下がると、水中の壁際にゲートを開き水が入るのを確認すると急いでみんなの所に行く]


 生き物が居ると、簡単には行かないし、高濃度の魔力が収納した空間に影響あるかも知れない、それに、


[異空間に入り低くなった水面が、水嵩が増え、凄い速さで元より高い水位になり、高波になり()()()()と凄い音の後、()()()とまた元に戻った]


 こうなるからね」


マリ「今どうやって収納したの」


コウ「えっ、収納ではなくゲートで異空間に入れた、問題無く入ったから、また来なくても、ゲートさえ消さなければ、いつでも補充が出来る」


マリ「納得したわ、物は収納すると決め付けるのは駄目ね、ありがとうね、参考になったわ」


 ガド「水筒に水が常に有るようには出来るか?、どうじゃ?」


 コウ「袋みたいな形が変わる物は無理だけど、筒タイプなら、蓋の開け閉めに連動する設定に時間と手間がかかるけど出来るよ」


 ソド「時間と手間かかるが、出来るでござるか〜」


 サリ「リーダー、頭、おかしいにゃ」


(サリ、毒舌だな!)


 セリ「もしかして、コウ様、罠の様に高濃度のポーションを上から懸けるなんて出来ます?」


 コウ「おう![元気に返事]、使おうと思ってた、他にもいろいろ」


 サリ「ウチより、エゲツないにゃ、しかもウチも引っかかる罠にゃ、凄く嫌な罠にゃ〜」[ジト目]


 他のメンバーからのジト目[ジ〜〜〜]


(何、罠は引っ掛からせる為に張るよね、悪いことなの?)


 マリ「トラップ使いって事で、納得して、もどりますわよ」


 セリ「そ、そう、です!」


 みんな船に向きもどる


(え!、なんで)


(普通考えるよね?)


(エ〜〜〜、どうして〜〜〜)




 白い空間


 神 「プッ、ププッ、プッ、ア〜〜ハハ〜〜ハ〜、


 こっちの、プッ、世界の、ププッ、考え方では、プッ、ナイナ〜、ハ〜ハハハッヒ〜〜ア〜腹痛!」





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