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49開発娘?ソーシャン・リターンズ

2ヶ月と30日目[90日目]朝


ゴーレムの格納庫に新たな巨大アバターと他のゴーレムを皆んなで見に来た。


メンバーの大型人型神獣6体が入った巨大ポットを確認した後、


新たに造られた50体と元有った物をアークレストの技術を使い強化するゴーレムは破損したゴーレムから乗り換える時間とコアとのシンクロをし直すロスを無くすため操縦室に乗ったままコアごと交換できるコアボックスシステムが使われた、らしい。


なぜ、らしい、かは今朝教えられたからだ、外装と剣と盾の強化は頼んだが他は追加と改造は例のごとくやり終わってから報告を聞いた・・・、まただ。



アバター持ちのクルーがのる36体のゴーレムと乗り換える為の予備・・・んん?コアが乗ってるゴーレムが何か多く無いか?


コウ「マリさんや、なんかコアが入ったゴーレムの数が異常に多いんだけど、アバター持ちのクルーは36人だよね」


マリが目線を合わせない。


コウ「・・・、アバター持ちのクルーを並ばせて」


何故か1列6人が6列の筈が、10にん10列が並んでいた。


コウ「・・・1番後ろに並んでいる、マスクして眼鏡をかけ赤い帽子をかぶってる女子、前に来てくれ」


呼ばれた女子は赤い帽子を深く被りうつむきながら前に来た。


コウ「帽子、眼鏡、マスクを取って顔を見せて、オイ、見せろ!、おまえなー、お前のアバターは1番最後に創る事になっていたよな、開発娘」


アイアンクローをキメ徐々に力を入れていく。


開発娘「いや違うんです、痛たたた、アバターの調整ポットで試しに作ったら、痛いです、だって劣化版ですが簡単に出来ちゃたんですよ、痛たた、本当に痛いです、御免なさい、もうしません、頭が割れてしまいます、許して下さい」


手の力を緩め離す、ジト目をマリに送りる。


コウ「ハー、マリへの質問は後だ、オイ、何でお前のアバターだけでなく他のクルーのが有るんだ?、本来のアバターでは無い劣化版のアバターのクルーは別に並べ」


正規のアバター36人と別れ64人が並んだ。


コウ「どんな人選だ、クルーは200人、アバター調整用のポットはメンバーとクルー全員分、何故かプラスで増えて行ってるはず、他のクルーの何故劣化版アバターを作らなかった」


開発娘「それは、ゴーレムはボディーは出来ましたけどあのゴーレムのコアは特別製でまだ新たな物が有りません、


ですから、ゴーレムを上手く操作出来た順位から上の63人のアバターを作成しました」


とっ、ドヤ顔で敬礼する。


コウ「良くやった」


開発娘の頭を撫でる、コウ。



コウ「しかし、調整ポットの記録だと、初めに1人、これがお前、次に10人」


頭を撫でていた手で頭をガシッと掴み。


コウ「昨日、戦いの話しをした後に53人、バレるのが分かって急遽人数合わせをしたんだろ、・・・10時間で出来るのか凄いな」


開発娘「えへへ〜、凄いでショオーー、痛い、頭が割れる、割れてしまいますーーー、グハッ」


開発娘は、頭を握られたまま、グッタリして、ピクピクしていた。


コウ「マリ、コレ、調整ポットに入れといて」


マリ「分かったは、御免ね、ワタクシに報告が届いたのは今朝だったの、内容を見たら怒るに怒れなくて」


そう言って、開発娘の手を掴み引きずりながらポットに放り込む、マリ。




コウ「アレが作ったアバター、どの辺が劣化してるの?」


マリ「先ず、成長、つまり強くならない、肉体的には一般人に毛が生えた程度よ、ゴーレムの操作に肉体の強さは必要無いけど、衝撃対策は必要ですわ、ね」


マリのいつもの()()()が弱い。


アバターからクルーの体に戻った開発娘が勢い良くポットから出て来た。


開発娘「フフフフー、その辺は昨日ヒントを得ました、操縦席を調整ポットの調整液で満たします、そうすれば中への衝撃は殆んど無くなります、なーに、ゴーレムは皆んな魔力操作で動かしますから体は速く動かなくても問題ないです、エッヘン」


コウ「昨日のヒントォー「アッ、マズゥ」、


昨日、巨大アバターと専用ポットの在る場所が開放されたが、なぜメンバー以外は入れない場所にお前が入れるんだー、


まさかっ、マリの妹か!」


マリ「だったらまだ良かったんだけど、実は、おばあちゃん、なの」


皆んなが理解不能に成り、何言っているの顔でマリを見る。


ソド「嘘はいかんでござるよ」


サリ「子供がいたのを隠したいのは分かるニャー」


マリは手をおでこに付け悩む姿勢で首を振る。


セリ「生前の私よりも幼く見えますが」


コウ「今の肉体は生前の姿とほぼ同じはずだよな、シワが無いから祖母は無いだろう、嘘つくなら妹ぐらいに・・・マジで」


ガド「マリの祖母は確か、発明家で学者、エルフの知恵袋にして要注意人物、・・・まさか、要注意の意味は」


マリ「そう、マッドサイエンティストなの、大人の身体は発明や研究に効率が悪いからと、ワタクシの母を若くして産んですぐに自分の成長を止めて」


開発娘「いや、本当はは爺さんの趣味でなっ」


マリ「ストップ、ストォーップ、黙れババア、オホン、そお言う訳で、強く言えなかったの御免なさい」


コウ「リアル、ロリババか、知ってしまったら開発娘はやだな、ソーシャンて名も可愛すぎる、婆でいいや」


ソド「お祖父さんの趣味っ、アバッバッバッバー」


船の中なのにソドに雷が落ちた。


サリがソドに近づき「口は災いの元って、いつもウチに言うのにアンタが言ってどうするのニャ」と言われながら介抱されていた。



コウ「しかしマリから血筋的には離れてるのに船には何故分からないんだ?」


婆「それはねー、アタイがマリに魔力の波長や質を同じにして、セキュリティに分からない様に自分を改造したからなのだー!」


婆を蹴飛ばすコウ。


コウ「マリ、ババを元にもどすか、セキュリティに見分けられる様にしてくれ、それまでは目の届く範囲に置く」


婆「痛た、今のババ、何か外れみたいな言い方で嫌だなー」


コウ(みたいじゃなく、まさにジョーカー、そのままだよ、眷属のシガラミをこいつだけ強くできるか調べておこう)





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