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47商人ギルドと商業ギルド

 2ヶ月28日目[88日目]夜中



 俺達は商人ギルドに居るソド達と交流した。


 簡単に言うと審議の玉を使いたがらない者と、魔力を使えず使えない者がソド達に文句を言っていた。


 セリ曰く、使いたがらない者の大半が黒で、使えない者は1割位が黒らしい。


 コウ「こうしたらどうだ、商人ギルドは冒険者ギルド同様に貴族支配から離れ、貴族の庇護の商業組合を作る、


 どの道もう他の都市に入るために審議の玉を光らせるのは絶対になる、


 やがて街や村に最終的には宿屋にも置かれる可能性もある、


 そんな中で、光らせない、光らせられない何て通用しない、


 だったら別々に分けてしまった方がやり易い」


 そうだな、それが良いと皆んな言い出した。


 コウ「なら、分けて作るという事で宜しく、商業組合に入る人は、これから領主様の所に行きますから外に出て下さい」


 コウとセリは外に出て行くと、後を付いて出て来た。


 セリ「今から審議の玉を光らせる事を拒否した中の神敵である邪神の使徒は排除します、動かないでくださいね」


 セリ(コウ様、私のチカラで見て下さい)


 コウ(見えた、真っ黒いオーラを出している者を片っ端から体内の心臓だけを弾けさせ排除する、少し排除に時間がかかる、セリは黒を逃がさない様にしてくれ)


 セリ(逃げた黒は排除グレーは足を折り動けなくします、どうせ後ろめたい商売をしてる者ですから罰は必要です)


 コウに触れられ崩れる様に倒れる仲間を見て「ヒッ」と小さな悲鳴と、逃げ出してセリ頭ををメイスで割られるか両足の骨を折られて「ギャー」と大きな悲鳴の後、頭を蹴り飛ばされて静かになる仲間を見て、また「ヒッ」と小さい悲鳴がしばらくの間続いた。



 ソドに死体の処分と足を折られた者の尋問を頼み、残りの約半数と領主館に来て商人ギルドの自由民化と貴族の庇護に入る商業組合の立ち上げを説明した、


 因みに、ほぼ脅しだ、駄目なら神罰は止まらないかもしれないと説明した。


 馬鹿な考えの者は排除されていたので業務分けはアッサリ決まり、

 商人ギルドは店を構えての行商、商業組合は登録した場所だけの商売になった。


 この都市の商業体制広まれば、リスクの高い行商人のリターンがリスクを上回るし小さな町や村で生活しやすく成り都市が国に戻りやすくなる。


 今の各都市の中心都市が王都なんて扱いが無くなり、都市を国に戻さなければ、善政をしなければ王がアッサリ神に降ろされる今の状態だと休みも取れず過労死するな。


 今までのうのうと生きた馬鹿貴族には退場してもらえる、これでまた、俺の旅がしやすくなった。






 白い空間


 神「やはり、神罰を行使するのは、神託が神官から貴族に伝わらない場合にして、


 神託により神官達が欲に囚われないように、貴族の義務を正しく意識させるように改善していきましょう、


 今なら邪神が直接使徒を操れない状態です、信仰心もコウさんのおかげで増えて、私も女神に成りかなりの事が出来る様になりました、


 女神になった事で神罰による、強制排除ができなくなりましたが、地上の様子や人々の心が見える様になりました、ステータスに罪の欄を追加しましょう、


 審議の玉だと使えないのを理由に邪な考えする者が多いので、魔力無しで罪を見る事のできる魔道具を生み出しましょう、


 あと、職業に付く事で今までできなかった、職業に合ったチカラを上がり安くして、罪があってもチカラの上がりは止められないけど上がり難い様にして、


 今までは、良く祈り神官になった者は皆回復魔法を使える様にしましたが、これからは神官に野心が生まれたら罰で魔法そのものを使えなくしましょう、


 良く祈る者でも神官に悪党は要りません、多少回復する者が減っても、欲にかられた神官は社会の害悪になる事が分かりました、


 これからもこの世界を人の目線で見せて下さい」







 コウ達は、フォルエイでの邪神の使徒の排除と商人たちの住み分けが終わり俺は船に戻り神殿に向かった。


 コウ「神、急用か?」


 神「今回の邪神への攻撃と街の正常化により、信仰心が強くなり私のチカラが強く成りました、


 ありがとうございます、


 それによりこの世界で魔力を流さずに其の者の罪を判定できる審議の石版が作れるように成り、ステータスに罪が乗る事になりました」


コウ「これで都市から村までまともな人が集団で住む場所に悪党が騙して入れなくなった、お手柄だ」


 神「あと、船にあるパーティーメンバーのゴーレムに限り生体化の加護を与えました、アバターの大きい版、ビックアバターです、


 森での活動が出来て生体部の破損個所の再生、性能も今までのゴーレムと段違いです、更にコウさんのビックアバターはドラゴンナイトに変化する事で一時的に神気を使える様にしました、


 凄〜い、イェーイ、パチパチパチー」


 コウ「神!、キャラをお前隠すのを辞めたな、まぁいい、そんなイレギュラーな事をしていいのか?」


 神「問題無いです、アバターでの乗り込むのでは無く、中に設置した操作用のアバターに船で入ってもらう様に至しました、


 ゴーレムでは無く、大型ゴーレムの大きさの人型の神獣って事でお願いします」


 コウ「強引だが分かった、ただ、普通の奴も用意してくれ」


 こいつも事後報告か、と、諦め。


 コウ「何か急いでやった理由が有るんだろ、話せよ」


 神「今から言う2つの都市に向かうゴーレム軍を撃破してもらいたいのです」


 コウ「まさか2箇所を同時に攻められるのか」


 頷き、地図を見せられ。


 神「エルフ達の森に面した森に囲まれた森の守護国だった都市に向かっています、この都市に入られると厄介になります、


まともな人は避難した都市はどうでも良いですが、守りが固い都市ですから入られる前に殲滅したいです、


ガイエルン国はエルガード、エルントス国はイフガードにそれぞれ残存するゴーレムは全て向かわせています、


邪神は何としてもエルフの参戦を阻みたいようです」


コウ「時間稼ぎの線は?」


神「あると思います、邪神の邪気で見えませんが何かを神獣達の死体を使い作っている様です、邪神の身体か武具かは分かりませんが、


もしかしたら逃げ出す為の船かもしれません、邪神の別世界の転移はできませんが、箱に転移機能を付け中に入れば逃げられます」


コウ「どれも面白く無いな、潰そう、世界が見えやすくなったみたいだから聞くけど、今ある都市で守るのと叩き直すのはどこだ?」


女神は引きつった笑い顔で言った。




この話しとは別の連載を始めました。


良かったら読んでください。

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