45フォルエイから始まる闇堕ちの排除
2ヶ月27日目[87日目]夕方
俺達はフォルエイの牢屋の中にいる。
コウ「普通、審議の玉を白く光らせて、白過ぎるから怪しい、何てこと有るのか?」
ガド「イヤ、無いぞ、ソーマやエイルーフでは聞いた事が無いが、おかしいのぉ」
セリ「怪しいと言った方は、白でした」
マリ「何かの手違いでしょう、時期に解放されるわよ」
サリ「冒険者のハンタークラスを正当な理由なく拘留したにゃ、冒険者ギルドに言いつけるにゃ」
ソド「今回は理由も言わずただ怪しいと言い拘留したでござる、この後の対応によっては罰金でござる」
コウ「後、一時間待って何も言って来ないなら、キレて破壊する、白でも馬鹿には教育が必要だ」
30分程で、誰かが牢屋のある地下に降りて来た。
騎士の鎧を着た女3名が牢屋の前に来て「貴様らか怪しい連中は?」と言うがメンバー全員が誰も答えない。
「貴様ら騎士を愚弄するのか答えろ」
俺は威圧をしながら「冒険者ギルドの人を後30分で連れて来て下さい、でなければ、ダダでは済みませんよ」と言い、更に威圧を強めた。
女騎士「き、貴様、「五月蝿い、後29分だ、早くしないとここを破壊して出るぞ、冒険者の不当な拘束は禁止されている、後、貴様らが威嚇のためでも俺達に対して剣を抜いたら、手加減はしない」
後ろから、貴族風の男が現れて「貴様らは下がれ」と女騎士達を下がらせた。
貴族「すいません、門兵に怪しい奴を捕らえたと聞きましたが、門兵は白すぎるから怪しいと言われましたが、よく分かりません、何かしましたか?」と冷や汗をダラダラかきながら俺の威圧に耐え話した。
ガド「コウ、威圧を抑えろ」
コウ「最小に抑えてる、威圧を止めたら逆にキレそうだ我慢してくれ」
ガド「お前達は既に神が定めた世界と冒険者ギルドとの規約に有る、冒険者は悪しき者以外は強制的な拘束及び尋問の禁止という規約に違反している、
直ちに冒険者ギルドの職員を呼べ、場合によっては冒険者ギルドがこの地から撤退する事になる、対応を間違えるなよ」
貴族「分かった、しばらく待って欲しい」
コウ「後27分だ」
貴族「直ぐ冒険者ギルドに行き、職員に来てもらえ、急げ」と女騎士の1人を使いに出した。
貴族は俺達を怪しいと言い牢屋に入れた門兵を呼び説明させた。
門兵は「審議の玉の輝きが全員白過ぎるから怪しい」と言い、貴族は「白なら問題無いはず、更に彼らは冒険者のハンターだ、何処が怪しい?」と貴族は首を傾げた。
セリ「門兵さん、あなたは白過ぎる者が怪しいから捕らえろと誰かに言われましたか?」
門兵「兵士長に言われました」
貴族「兵士長を捕らえてこちらに連れて来い」
女騎士が兵士を連れて出て行った。
貴族「すいません、手違いがあった様です」
セリ「恐らく手違いでは無いでしょう、兵士長なら魔力が使える筈です、審議の玉を使って下さい、それでハッキリします」
コウ「貴族や兵士に審議の玉を使え、取り返しがつかなくなるぞ、ガド!、貴族や騎士に兵士までソーマ国みたいに再教育をさせろ、再発防止だ」
ガド「確かに必要そうじゃのぉ」
暫くして兵士長が連れて来られたが、審議の玉を光らせるのを拒否、貴族が最後通告したが拒否した為に、その場で処分された。
貴族の指示で直ちに審議の玉による検査を開始された。
結果、貴族は問題無し、兵士長の直属の部下の数名が使うのを拒否したためにその場で処刑された、他にも兵士が何名か黒く光り、黒さに応じて処分された。
約束の30分以内に冒険者ギルドの職員が来たが意味も分からずに連れて来られて、貴族から冒険者ギルドへの賠償が増えたのはご愛嬌だ。
コウ「馬鹿ばっかだなこの世界の一般人は、平和過ぎるのか、余り考えずに命令を実行する奴が多過ぎる、まあ、ここの貴族はマトモだったから、何とかなるか!」
邪神がエルフを滅ぼす為、秘密裏に計画した作戦は、アッサリとコウ達に潰された。
邪神は前にコウによる攻撃は危険だと判断して、干渉を一時的にして、再度の攻撃を受けないようにしている為に、まともな指示が出来ずにいた。
白い空間
神「邪神の奴、コウさんの攻撃が怖くて、闇落ちした者を直接乗っ取って指示出来なくなってる、
今なら、邪神はフォルエイに居る大神官を乗っ取って闇堕ちした者へコウさん達を殺す為の指示に追われてるからチャンスだ、
4都市はもう手遅れで駄目だけど、残りの都市はまだ何とかなる、
全ての神官に神託を使い、都市内の全ての権力者に審議の玉の使用させ闇堕ちの発見と排除をさせよう、
まともな貴族と騎士や兵士に本来の役目を思い出させれば、神罰無しで取り戻せる」
戻りコウ達
セリ「今、全ての神官に神託が降りました、
審議の玉を使用を拒否した全ての権力者の処刑と黒く光らせた魔力持ちの相応の処分を1週間以内に、
貴族に騎士や兵士の再教育の徹底が1ヶ月以内に成されない都市へ、神罰の行使を行うとのお告げです」
コウ「セリ、神の神託で何とかなりそうか?」
セリ「おせらく聖域に来た神獣の情報だと手遅れな場所も有りますが、今の邪神の常時の直接干渉が無い状態ならば、行けると思います」
ガド「冒険者ギルドにも、神官職の冒険者の仲間に神託が降りたと説明して、神罰が降りない様にする対策として各ギルドに伝えて貰えるように頼むのじゃ」
マリ「神罰は、都市の崩壊を意味するから、闇堕ちした権力者がいくら邪魔しても、皆んなが協力して言う事を聞かせるはずよ」
コウ「ガドとマリは冒険者ギルドに、サリとソドは商人ギルドに行き神託の事をみんなに伝えて、まずギルド内にいるの闇堕ちした権力者の排除を周りを使って行なえ、
俺とセリは神殿に行き、俺達が投獄されてから邪神の気配を強く出してる神官の排除がてら邪神を削りに行く、早くしないと繋がりを切られて邪神に逃げられる可能性が有るから、もう行くぞ」
コウとセリは、変装して神殿に走り出した。
ガド、マリ、ソド、サリはお互い頷き、冒険者ギルドと商人ギルドに向かった。




