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41禁止契約奴隷

 2ヶ月と21日目[81日目]朝



 今、アガード砦から森に入って移動中だ。


 エルフの森の浅い部分を移動して来て3日たった、そろそろアークレスト側のガエイガード砦の東辺りだ、何故か森の生物が減って来た、少し前までは逆に多かったのに。


 マリ「大方、森に逃げ込んだ奴等が荒らしたから動物が逃げて来てるのよ、大神樹様の結界は動物だけは通れるから動物の大半は結界に逃げ込んでるから、魔獣は餌が無くて人を襲うか他の森に逃げてるわね」


 コウ「襲ってきた魔獣は保護、盗賊は排除する」


 サリ「普通は逆にゃ、でも大賛成にゃ」


 ソド「子供は如何するでござる」


 セリ「白なら大人でも理由によっては助けましょう、黒は真っ黒で無くても排除しましょう、森に入って黒のままならもう駄目です」


 ガド「そうじゃな、助け合わねばならん森で悪感情は万死に値するのじゃ」


 マリ「もし居たら略奪して生きてるクズだから遠慮はいらないわね」


 サリ「言った側から反応にゃ、セリ、コウ、力貸してにゃ」


 頷きチカラを送り合わせる。


 サリ「黒い奴等が白い者達を追いかけてるにゃ、行くにゃ」と走り出した。


 ソド、俺、セリが走って後を追い、付いていけないガドとマリは早歩きで付いて来た。


 白い者達はそれぞれ籠を背負った子供達だった、


 サリは、俺とセリに子供を守る様に言い、ソドと一緒に黒い奴等の排除に行った。


 子供達は、首輪を付けた獣人の子供だった、セリが見たところ、契約した奴隷では無く、首輪は魔道具で首輪の登録者が魔力を使い絞め殺すことが出来る物らしい。


 首輪は見ていて気分が悪くなるので、首輪を引千切っては回収した、首輪はミスリルとオリハルコンの二層構造だった。


 コウ「この首輪は貰うがいいか?」


 子供達は何度も頭を上下した。


 儲かったが、俺は若干の怖がられたので、セリに事情を聞いてもらった。


 子供達は獣人の国から、攫われて来て、奴隷契約を拒否したが首輪を付けられ奴隷にされてしまった、しかし首輪の登録をした奴等の隙をつき何とか殺せた者は逃げ出し、逃げている時に俺達に助けられたそうだ。


 ガイエル国の都市に幾つが連れて行かれたそうだが、話を聞けば聞くほど、ろくな奴がいない、因みに神は脅迫や騙しての契約は気が付いたら破棄出来るのだが、


 破棄をできない様に奴隷契約を破棄したら殺ぬ様に更に契約させ奴隷に落とすというやり方をしていた。


 神は1人に付き契約は1つにして出来無くしたが、2人でグルになり契約させているらしい、


 この子達は契約を拒否したので首輪だが、もっと小さい頃に攫われた子は、契約してしまい争いで戦わされみんな死んでしまったそうだ。



 子供達は奴隷商人が夜に小声で話していた内容が、


国王が神罰が起きる理由となる禁止奴隷契約を許していた事が、もし神獣に知られると不味いからと、


子供たちを口封じする為に、アークレスト国近くの森に連れて行き殺す段取りだった。



 このままだと殺されると、登録者を殺せた者だけ逃げたそうだ、他の者は登録者を殺す前に首輪が締まり死んだそうだ。


 ソド「コウ殿、神罰の様に殺されずに森に逃げれば許されるのでは納得出来ないでごさる、逃がさず殲滅をお願いしたいでござる」


 サリ「駄目ならウチとソドだけでもやるにゃ」


 コウ「今回は警告無しだ、あの神を騙した奴等なら、やるなら確実にやる、都市を調べて助ける必要がある者だけ助け出して完全に逃げ道を無くしてから一気にに潰す、


 アークレストでさえ神を騙した禁止契約の奴隷はいなかった、今回は国を全てを更地にして、初めからやり直してもらう、


 マリ、開発娘に伝えてくれ、船の記録の全閲覧を許可する、兵器開発を許可する自重はしないでいい、


 ただし後に問題が残る物を開発するな、開発したら今後の開発は無いと言え」


 (今回はあの優しい神を裏切り、禁止してる契約を騙して結ばせ、それを隠すなどとても許せることじゃ無い、


 俺はあの神を気に入っている、少し抜けているが、頑張りその抜けた部分を間違えながらも修正してより良き世界にする為に頑張っている。


 世界の危機だと言っている今に、その間違いを使い他者をただ害する奴は、百害あって一利なしだ、


 邪神がいなければ他の者の成長になるが、今はそんな余裕が無いことすら分からないなら、世界から退場してもらおう)



ガド「コウ、子供達を国に帰してやりたい、


子供達に食事と休憩を取らせたら、クルーと共に例の馬車の予備を用意してゲートを開ける獣人の国に1番近いアークレスト王都跡に送ってほしい、


獣人の国に物資や人を常に送り届けられる馬車が有れば歓迎されるじゃろ」


コウ「ガド!、ナイス.アイディア!」


ソド「都市を潰す前に白の者を探し助ける次いでに物資を頂いてしまうでござるか」


マリ「ソド、あんたもコウよりの思考になってるわよ」


サリ「あいつら相手なら問題無いにゃ、あいつら人の道から外れ過ぎたにゃ」


みんなが頷き、あの国の奴等に関しては、黒も完全排除になった。



子供達を馬車2台に乗せ出発を見届けてから森に戻った。


馬車は運用はソーマ国のおっさんと相談して、クルーが管理する事を条件に、子供を送った後、獣人の国のガーストとドーガスの前線に向かいソーマ国との物資の輸送と兵士の移動、ケガ人などの移動に使われる事になった。


俺達は森に戻りエイア砦を目指した。



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