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33*3・1開発娘

 2ヶ月と6日目[66日目]朝



 今日中には、船の変態は終わりそうだ、完全体に成るにはまだまだ先になりそうだが、


 今回の変態でゴーレムが使える以外に防衛面はかなり良くなることは、なんと無く分かるから一安心だ。



 皆んなで朝食をとっていると、ソーマのおっさんから連絡が有り、


「アークレストのアレク王子率いるゴーレムの軍がソガード砦から我が国のアガード砦に2日前に進軍が開始したとの連絡が来た、


 明後日には、先発隊がアガード砦に向け攻撃を開始するだろう、


 戦力差はまだハッキリとは分からん、ただゴーレムの数は3倍以上は有りそうで、とても押し返せそうも無い、


 どーか手を貸しては貰えないか?」


 との協力要請だった、返事を少し待って貰った。



 ガド「参戦せんのか?」


 コウ「参戦はするつもりだが、ただ精鋭が20体参加したぐらいでは戦いに勝っても肝心(かんじん)の闇堕ちした奴に逃げられる、それでは二度手間になる」


 マリ「ならソーガード砦を先に攻略する?」


 ソド「戦力を分けたらアークレストを倒せんござる」


 サリ「後ろから奇襲すれば大将は倒せるにゃが、ウチらが孤立してヤラレルにゃ」


 セリ「船を出せば空からの攻撃で勝てますが、コウ様は出したく無いですよね」


 俺は頷く。


 セリ「アークレスト国の戦力は今、ソーマ国の攻略の為に、ソーガード砦に集まってますから、


 神様からいずれ行う神罰を神獣様に、今から一斉に行使してもらいましょう、今なら魔獣の被害が少なく行えますから一石二鳥です、


 元貴族は、今アーガード砦に向かってる元貴族以外は、居なくなりますが、


 私達はあのバカ王子とその取り巻き、戦いが終わってからの外道神官達だけで我慢しましょう」


 俺以外が全員が頷き、俺を見る。

(あっ、神殿に行って頼んでこいって目をしてる、顎で行けって言ってる、俺が主人の筈だよね)


 セリの顔は笑顔でお願いしますって言われたが、目が笑って無い、お願いと言うより、命令だた。


(出た、ブラックセリだ、神を手駒に作戦をたてるのは、神官として如何かと思うが、反対したら怖いからその案で、神にやらせよう)



 神殿に入ると、直ぐに白い空間にいた。


 コウ「話し聞いてた?」


 神「聞いてたよ、神獣に神罰を決行させるけど、コウさんがフォレストセインでやったのを参考に、


 住人に闇堕ちの排除をさせて、その中で英雄を見つけてギフトを授けようと思う、その方が死人が少なくて済むからね」


 コウ「それで良いけど、王都の神官だけは、セリがやる気だから、生かさず殺さずにして欲しいな、止め(どとめ)だけでもやらせたい」


 神「王都だけは殲滅です、神獣の森から離れているから、6日程遅れになりますが、あそこに関しては手加減無しの殲滅です、参加して構いませんが、先にやっても恨まないでくださいね」


 コウ(此奴も相当頭にきてたの忘れてた)


 コウ「分かった伝えておく」



 神殿から戻り、皆んなに報告、みんな納得したが、王都の貴族と神官は自分達の手で排除したいらしく、作戦会議が開かれた。


 いろんな案が出されたが、どうしても戦力差があり過ぎて決まらず、皆んなが苛立ち始めた時、


 手をおずおずと上げる例の開発(むすめ)がいた、名前は決めていてソーシャンと名乗ったが、俺の中では開発娘に成った。


 開発娘の提案は、あの魔石、高魔石と名付けたそうだが、その高魔石を魔法の武器に使い、火力で圧倒しようというモノだった。


 ただ魔石の消耗が早い為、大量の魔法の武器の製作と俺以外は持ち運びが問題になったが、


 セリの「魔石部をカートリッジ式にして、交換部のカートリッジだけゲートで繋げる様にしたら良いのでは、


 後、形も杖では無く銃の様に引き金にすれば、使う時にいちいち魔力を流さないで使えます、


 後は奪われた時の対処法が有れば問題有りません」の発言で、開発製造の開始。


 奪われた場合の対処は、アバターだけに有る特有の魔力が有り、その魔力が半径10メートル離れたら自爆する装置を付けられた。


 アバター特有の魔力も開発娘が人工魔石の研究時、アバター室に入っている時に発見したらしい。


 武器は幾つか造られた、と言うか、試作は開発娘が作っていた。


(此奴、船の記録も許可無しに勝手に見ていやがったな)


 開発娘を、笑顔で呼び、再々チョップした、(多分この娘、止めても又やるな)と思い、安全の確保と船の中だけを条件に、研究開発を許可した。


 マリが、ホッとした表情が印象的だった、かなり手を焼いていたらしい。



 武器は以下の物が造られた。


 短銃が20丁、威力は中で、連射が出来るが、射程が短い。


 ライフルが3丁、威力は大で、連射は効かないが、射程は長い。


 マシンガンが14丁、威力は小だが、引き金を引いてる間連射する、射程は短い。


 キャノンが3門、一発でカートリッジを使い切る威力、次の使用まで、冷却時間が1時間かかる、先制攻撃用。


 手投げ弾32個、先制攻撃用、ピンを抜くと10秒後に爆発、ピンを抜かなくても衝撃で爆発する可能性が有り、携帯しての戦闘は不可。


 魔法剣の片手剣が18本に短剣が19本、魔力で刃に微細な超振動を起こし、切断力を上げた剣、魔力が切れても剣として普通に使える。


 魔力刀が3振り、刀身が超振動を起こし、圧倒的な斬れ味、魔力が切れて使うと折れる。


 全てカートリッジの交換をホルダー又は鞘に収納するとロックされゲートでカートリッジ部が船の倉庫に繋がり交換出来る、クルーが交換を終わるとロック解除される、という構造になった、ゲートの設定と形の変更は俺しか出来ないのに、こいつらマジで鬼だ。


 カートリッジの交換は、今は手動だが、近いうち自動化するらしい、また、開発娘が開発を進めているようだ。



 待ちに待った船の変態が終わり、お披露目になった。



 やはり船は剣が立てに入る大きな盾にドラゴンが上半身をうつ伏せに乗せ下半身を丸めている感じだ、たが顔や手は盾に埋まって一体化してる、完全体に成れば変わるかもしれない。



 ゴーレムは種族に合わせた体型で、メンバーとクルーの全員分が在った、セリの詳細鑑定だと、全部専用ゴーレムで他の人は乗れないとの事、使われてる材料が貴重な以外は、ソーマのゴーレムと変わらず、、奪われると損害だが、技術的には問題無いとの事だ。


 いよいよゴーレムの装備になった。


 コウのゴーレムは、


 大きめの盾に片手剣とマシンガンを付け、左腰に刀、右腰に短銃。


 セリのゴーレムは、


 丸盾に片手剣と短剣を付け、左腰に片手剣、右腰に短銃。


 ガドのゴーレムは、


 大盾に短剣を付け、左腰に片手剣、右腰に短銃。



 マリのゴーレムは、


 左手にライフル、左腰に短剣、右腰に短銃。


 サリのゴーレムは、


 両手の籠手に短剣を付け、左右の腰に短銃、左右の後ろ腰にマシンガン。


 ソドのゴーレムは、


 両手に籠手、左腰に刀2振り、右腰に短銃。


 クルーのゴーレムは、


 左腰に片手剣と短剣、右腰に短銃を標準として、左手にライフルが3体、盾にマシンガン付きが11体になった。


 メンバーは俺以外特化装備だな、俺の格闘装備はゴーレムは衝撃に耐えられないから却下された・・・グスン

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