27*2・12やっちまった
1ヶ月と10日目[40日目]朝
俺は、小さな状態の神獣と魔獣達のモフモフに囲まれて眠って居ると、セリが「朝です」と言いながら、叩き起こされた。
プライバシーは?と聞くと、私達はコウ様に無いから、コウ様も有りませんと言い切られて、「ハイ」としか言えなかった。
コウ「そういえば、今の季節は?冬が来たら移動に支障が出そうだけど」
セリ「コウ様、言い忘れてましたが、船の記録に有った季節はありません、因みに、一年は12ヶ月、1ヶ月は6日を1週間として5週間、1週間は6日です、
親子の話しでは、12月の8日に監禁され、それからの4日後に助けられたのが昨日ですから、
今日は、12月13日3周目の1日目です」
コウ「ありがとう、セリ、よく分かったよ、日にちをイサクさんに聞かなかったの?」
セリ「不信がられたく無かったので、皆んなが待ってます
自然エリアにある村の広場に、皆んなが、集まり、今後の予定を話し合った。
ガド「隠れ里は、中止か?」
コウ「そうですね、ただ隠れ里の件は、森にわざわざ作らず、この村を隠れ里として話しを進めます、
隠れ里は、聖域を隠す為に必要だと思いましたが、フォレストセインの住人が物語でこの場所を知ってる事が分かり、隠す意味が無くなりました」
マリ「フォレストセインは、これからどうするの、街の人に丸投げは、駄目よ」
コウ「今日アバターができる2人のどちらかに、統治をしてもらおうかと」
ソド「それはずっと、でござるか?」
コウ「いや、代わりが見つかるまでかな」
サリ「見つからなかったらどうなるにゃ」
コウ「ずっとかな」
ガド「他の地でもそうなのか?」
コウ「そのつもりです」
クルーが騒然としている。
(あれ、俺、何かマズイ事言った?)
セリ「コウ様、既に女の子の再生と体力の回復も終わってる筈です、母親と兄の所に連れて行ってあげましょう」
コウ「すいません、少し外れます」
俺がゲートを開き、入ると皆んなが騒ぐ声が聞こえた。
ゲートで女の子の元へ行き、部屋を暗くして目覚めさせた、
少し視界がボヤけていた様だが、周りを見渡し瞬きを何度かすると、俺に視線を合わせた、
手を見るように言い、手を左右に振る、だんだん早くしていくが、付いてくる、
本気で動かし、やっと付いてこれ無くなった・・・。
(まさか、ヤッチマッタか!)
セリにギフトで、女の子身体の状態を見てもらうと、人間種の1割程高いらしく、だいたい人間種の最大魔力強化状態と同じらしい。
コウ「セリ、どうしよう」
セリ「どうしましょう、・・・そうだ!、魔力強化を出来る様になってもらい、弱くかけて最大強化しているとか、いい誤魔化す・な・・ん・・・て、駄目ですか?」
コウ「いや、それで誤魔化そう、普通を知らなければ分からない」
女の子「すいません、聞こえてます、私、普通じゃあ無くなったんですか?」
俺とセリは、女の子の方に顔を油の切れた機械のように向け、ゆっくり膝をついた。
そのまま手をつき、「ごめんなさい」と謝り、事情を説明した。
女の子は、「強くなったー」と喜んだ、その後、お母さんとお兄ちゃんも、強くなる?」と聞かれた。
コウ「流石に、母親に説明しないとマズイよな」
セリ「とりあえず、母親に会って説明しましょう」
女の子は、強くなった事を、凄く喜んでいた。
平野の小屋にいる母親に、説明すると、身体が治り更に強くなった事を感謝され、「私達も、強くして下さい」と、言われた。
街に戻ったら、すぐに冒険者登録して、「お金を稼がないと、住むとこも食べ物も買えない」というので、
取り敢えず、自然エリアの村にゲートで行き、皆んなに、説明した。
ガドは眉間を摘み、
サリは指を指して笑い、
ソドはサリを止めてる、
マリは、「あんたは毎回毎回、やり過ぎないといられないのかしら、セリ「はい」あんたが居ながら何やってるの」
女の子「2人を虐めないで、私、初めてだから、何が起こるか分からないって説明聞いて、それでもお願いしたの、
それに、お母さんが、私達親子は冒険者に成らないと、生活できないって、身体も治って、強くもなれて感謝してるの」
(助かったー、今回は、不可抗力何だから許し・・・てくれませんよねー)
ガドとマリの説教は昼前まで続いた。
PS:グスン×2




