23*2・8イサクさんもブラック?
1ヶ月と8日目[38日目]夕方
みんなが、夕食の準備を始める中、イサクさんとガドが俺に近付いて来た。
ガド「少し離れて野営してもらった、あの人達だが、今日、盗賊に商品を奪われたと言っているのじゃ、どうやら他にも居たらしいぞ」
コウ「なら、早速魔獣の眷族に命令して、捜させます、何処かにまだ居ますよ、
盗賊貴族が、自分にはたどり着けない場所だそうですが、拠点らしい所が有ると言ってましたから、夜はそこに居るはずです」
魔獣達に森の中で、血の匂いで襲撃場所を見つけ、生き残りがいたら、助ける為に連絡してもらう。
血の匂いを追い、入りづらい又は入れない場所捜すように命令すると、森へと消えて行った。
(おそらくは、強い魔物避けか結界が有るはずだ、無ければ魔物に襲って下さいといってるようなものだからな、もっとも今の魔族に魔物避けは効かないだろうなぁ)
賊の被害に遭った人達にイサクさんが食事を配ってもらい、
俺とセリが被害状況やこれからどうするのかなどを話しながら、
仲間にしたいとしないに分けた、
20人いた商人の中で、仲間にしたいと思う人は、「詳しく聞きたい」とガド達の居る野営場所に行ってもらった。
結局はキチンとした商売人は1割の2人だけだった、しかも、イサクさんも含め、
冒険者の資格も有る人だけで、商人の資格のみの人は、セリ曰く真っ黒らしい。
これは、冒険者の資格のある商人と、仲間にした冒険者の中から商人も熟す事の出来る人を探す方が安全で確実かもしれない。
ウィルコさん達に、会った後にガドに冒険者について、聞いた話しだと、
ガド達曰く冒険者に成るには審議の玉と言う、魔力を使える者が光らせる魔道具を光らせることが絶対で、
それは光の色で悪事が分かるとの事、悪党は光らせたら即、捕まるとの事だ。
セリが、前に「ハンターに上がれないのに、馬鹿でも無くオーラが綺麗のは珍しいです」と言っていたのは、
冒険者は、強くて信用できるが、馬鹿ばっか、らしい。
(おそらは、ヒジョーに脳筋が多いのだろう、そのなかで思慮がある者はハンターに上がれる、とっ、いう事なのだろう)
イサクさんより「食事をリラックス効果の高い物にしました、朝までぐっすり寝ていますので、明るくなってきたらすぐ出発しましょう」との事だ。
(ウワー、俺もセリに頼んで食べれる草以外に眠気を誘う薬草取って貰い、食事に混ぜたが、イサクさんは、既にやっていたとは、言い方が優しいが、置いて行く気マンマンだよ)
セリ(詳細鑑定によると、何もなければ、昼頃まで起きそうも無いです、どうします?)
コウ(俺達が出発して離れたらラットの魔獣で起そう、死なれると面倒だからな、みんなには起こしても起きなかった事に話を合わせておこう)
という事になった。
食事が終わった頃、魔獣達から襲撃場所を発見したが、生存者は無く、追跡に入るとの連絡が有った。
寝静まった頃に、嫌な匂いがして入れない穴が有るとの連絡が入る。
ゲートを開き、メンバーで穴を確認した。
サリが、見張りは穴の中で、魔物避けは入り口の壺だと言うので穴の横から近づきコソッと収納してから、
魔獣達が突入、少しの物音の後、うめき声だけになり、中の人は全員動けなくして有るとの報告、
穴の中にある物を収納し、山賊全員の装備を剥ぎ取り、1人偉そうな奴を外に出し尋問後、穴にもどした。
ガド「アッサリ無力化したのぉ」
サリ「全く山賊に対処させなかったにゃ」
ソド「ソレガシの刀にとっては、穴は不利でござる」
マリ「私達、穴で野営したら、この子達にヤラレルわね」
と、落ち込んでいた。
意外と強奪に関しては、当然の事らしく文句は出なかった。
セリだけは「みんな可愛いし、良い子です」と喜んでいた。
最後に賊をとうするか、皆んなに聞くと、アジトの山賊は皆殺しとのことなので、止めを刺し、入り口を崩して埋めた。
新しい情報は、フォレストセインと言う都市についてだ。
フォレストセインは聖域の森の守護国でミストリアに統合された後も代々守護していたそうだが、
国王の命令で派遣された貴族に、領主とその家族を聖域の場所を吐かせる為に牢屋監禁しているとのこと、
これでフォレストセインの領主は神の味方で、ミストリアの国王は敵なのは決定した。
魔獣達に食事を与えゲートでフォレストセインの見える場所に移動して、ラット達に街に潜入させて、人が居る地下牢を送り探してもらった。
俺達は、野営地に戻り、先に仮眠を取り、起きてラット1匹ずつ念話を繋ぐがまだ見つからないらしい。
ウルフ1匹に合図したら起こす様に頼み、真っ黒商人を残し早朝に出発、ミガード砦に早い時間に着き、歓迎の中で入国した。
(本当に凄い歓迎ぶりだったなぁ)
砦に入ったので、ウルフに真っ黒商人を起こすように頼み、悲鳴と共に起こされていった、全員起きたので、森の中に入ってもらいゲートで回収した。
ガド「ドワーフの国にようこそじゃ、宿を取って朝食を食べてから、商人ギルド、冒険者ギルドと回るぞ」
各自、了承の返事していく。
予約できた宿で朝食を取った後、馬車の中の小さくなったモフモフ達に、御飯をあげながら、ラット1匹ずつ繋ぎ、ゲートで戻して御飯をあげながら、報告を聞いた。
結果、見つからなかったが、ある範囲に見えない壁が有り入れないらしい、
壁が無い場所は頑丈な扉が有り、開くと臭くて近寄れないとの事、
おそらくそこが領主の館でそこに監禁されていると思われる。
コウ(行って見るしかないか)
セリも来て一緒にモフモフしているとガドが来て、
ガド「コウ!、商人ギルドに行くから、そのまま馬車にのってろ」
との事で、ラット何匹かは、俺のポーチに隠れてもらい、商人ギルドに向かった。
PS: 服の中だと居るのが分からない場所が○○○付近になりやめた
魔獣ですが、こちらの言葉は分かりますが会話はできません、イメージと感情が伝わってくる感じです。
神獣と違い魔獣には明確な意思は無く、本能が強いです。
眷族になり、マスターに忠実で甘える性格になってます。
眷族になった、神獣と魔獣ですが、ちょと違う者になってますが、その話は、その内書きます。
神獣は1タイプ2匹までは変わりません。




