表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/52

17*2・2森を抜ける

地図を載せました、地名は改めて更新時に載せます。

 1か月と4日目[34日目]朝



 コウ「今からアークレストに向かうけど、良いルート有る、道通って直接入れるなら迷わないけど、周りが戦争してて警戒してない訳ないよね」


 ガド「ワシとマリがいればドワーフの国ソーマに入り、冒険者登録してから、アークレストに入った方が、安全じゃ」


 マリ「ドワーフとエルフは同種がいるグループに寛大なの、更に2種族いるグループは歓迎されるわよ」


 サリ「逆にいないと入れてくれないにゃ!、


 獣人は力があって弱い者を守る者、技術や知識がある者は歓迎されるにゃが、乱暴者は追い出されるにゃ、


 追い出された奴は人間の国の傭兵か盗賊になってるにゃ、


 ウチらそいつらだと思われたんだにゃ、失礼なんだにゃ」


 ソド「サリと2人の時は、完全拒否でござったなー、


 でっ、ござったから、ガド殿達とパーティー組んで来た時の歓迎ぶりにビックリしたでござる」


 コウ「龍人はどんな感じ?」


 セリ「龍人は夫婦で行動して、1人になると男性は相手を探しに旅を、女性は見付け易い(やすい)場所で自分の気に入る男性が来たら夫婦になります、少数種族なので国は在りません」


 コウ「ありがとう、俺に一般の知識はないからな、有るのは神からの情報だから、神が創った時のものだけみたいだから、今後も解説をよろしく頼む」


 皆んな頷く


 コウ「出発する前にフォーメーションだけど、移動はサリが先頭、左後ろにガド、右後ろにソド、2人の後ろにマリ、その斜め後ろ右に俺、左にセリの位置を今後のフォーメーションで行く、


 戦闘時はサリはガドは右回りで交代してカドが少し前で防御、ソドは攻撃、サリは補助、マリは魔法攻撃、セリはマリの守護、俺は敵のタイプや状況により前に出て攻撃や後ろで防御を基本で戦うつもりだ、後は臨機応変で、


 今後は外では念話は常に繋いでおくから人前以外は念話で会話するように、


 サリの斥候は基本しないつもりだから、俺のギフトを上乗せした索敵で対応してみてくれ、駄目な時は教えてほしい」




 ゲートで平野に出て森からソーマに入る為に山沿いに北に向かった。



 移動中、ソドが何故か嬉しそうだ。


 マリから念話で、


(ソドは前にサリが斥候に出てブラックドックに囲まれて、危なかった事が気がかりだったの、その心配が無くなってうれしいのよ)


 と教えてくれた。



 サリの索敵により魔族が居なくなり、森に動物や魔獣が増えてる事がわかった。




 暫く歩くと、サリが立ち止まり念話で(目線の先の木の上に蜘蛛5匹の待ち伏せにゃ)と念話が来たので皆んなに伝える、


 念話でガドと話しサリが弓で攻撃して木から降りて攻撃して来たら倒し、逃げたら逃がす事にした、


 森の正常化には、ある程度の魔物がいなければ魔族が増えるので、今は逃がしたいそうだ。



 俺の危険感知の反応場所は分かるが見えない、サリは見えているらしく弓を構え射る「キュー」と高い鳴き声して矢が顔に刺さった蜘蛛が落ちて来た、


 残りは逃げたので、落ちた蜘蛛にサリが弓矢で止めを刺し俺が収納したしたのだが、


 だがまだ危険感知が弱いが反応していた、感知場所が周囲に複数あり、サリに念話で聞くと、気配を消した奴が複数いて、こちらに隙が出来るのを待っていたとの事、


 俺達が蜘蛛と戦っている隙を狙っていたらしい。


 このままだとついて来られると面倒なので、ゲートで1度手前まで戻り、ゲートに入ってでも追って来るなら待ち伏せして倒す事にした。


 俺達を追ってゲートに入ったのは5匹のブラックウルフだった。


 犬より狼の方がかなり強いとの事だが、本来あり得ない待ち伏せされるという状況に、狼達はアッサリ倒されていった。



 その後も、罠や待ち伏せはサリが潰し、力押しには全員で対処によりかなりのハイペースで森を移動した。


 薄暗くなって来てブラックウルフの反応が在ったが、ゲートを開いたら離れて行き消えた、以外と頭が良いらしい、


(今は出来るだけ動物や魔物を余り殺したくない、此奴ら(こいつら)が居れば魔族を狩ってくれるし、


 神獣が居なくてもなんとか魔の森に成らずに済むだろう。


 出来ればティムして森の管理に使いたいなー、餌は自然エリアが有るし、


 自然エリアの管理にも使えるなー、欲しいなー)



 その後は夜は、船に戻り、朝、昨日船に戻った場所にゲートを開き移動を再開する事を繰り返し、3日目の昼前に森を抜けた。


 サリ「抜けたにゃー、早足だったにゃけど、斥候無しでで敵が分かって、凄ーく楽ちんに行けたにゃー」


 ソド「なにか拍子抜けでござる、余りに簡単に抜けたでござるなー」


 マリ「森の得意なエルフのパーティーでも、7日はかかる距離なのに半分で抜けるなんて、信じてもらえないわね」


 ガド「コウのギフトは、ワシも、防御のタイミングが分かり、無駄に鉄壁を使わなくでき、攻撃し易くなった。


 マリの魔法も急所に当たるし、威力に無駄が無い。


 このパーティーの攻撃力に守備力、それに安全性が飛躍的に上がったぞ、やはり隠さなければ五月蝿い奴が出て来るギフトじゃな」


 セリ「それで私から提案なんですが、まずギルドにはガドさんがリーダーとして登録して、


 それぞれ3組を夫婦だという事して、男女の勧誘を拒否します、エルフとドワーフの夫婦は少ないですが居ますから。


 コウ様は、念話を使い無口を装って下さい。


 そうする事で一般知識との違う発言から変な疑いを掛けられる事は無くなります」


 コウ「確かに、俺のギフト2つと、発想や思考は敵に気付かれるとマズイのは分かる。


 セリの案で行くので、船の外では基本は念話以外は片言にして無口を装う事にするのでよろしく」


 ソド「周りに誰も居ない時は良いのではごさらんか?」


 サリ「無理にゃ、コウのギフトを上乗せした、ウチの索敵も、敵意無く監視に隠密使われたら感知できないにゃ」


 ガド「それじゃ今から、ワシがリーダーみたいにするが、コウが念話で指示してくれ」


 コウ(では行こう、ガド、案内よろしく)


 ガド「ソーマ国の砦の街ミガードへ向かうぞ」


 皆んな頷く


ちなみに、森の移動中に新たに2人がアバター製造に入った、2人は人間種の男性で名前も選んだらしい。


(俺が考えた名前はコードネームにして船の外では各自で付けた名前にしよう、そうすれば俺の心が痛まない、皆んなにそう伝えよーと)


PS:このままでいいらしい、もともと親が適当に付ける名前をあまり気にしないとのこと、悩み損でした。


挿絵(By みてみん)



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ