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番外編・セリの出会い

急いで書いたので、おかしな所があったら教えてください。

次の次で本編に戻ります。


ブックマークありがとうございます、とても励みになります、評価や意見が有りましたら宜しくお願いいたします。

私は、生まれてすぐ神殿に捨てられた。


赤子の時に聖魔力がある事が分かると、もの心付く前に外界から離された。


自然がある場所だが、塀に囲まれ人は入ってこない。


食べ物は、草や木の実に果物だ、余り多くない。


たまに声が頭の中に聞こえる会話は短いけど、嬉しかった。


後で知ったけど相手は神様だった。


神様に謝られた、


神様曰く「聖魔力にまさか神官達が、畏怖の念を持つとは思わなかった、


死んでしまうのは神罰が怖いからと、聖域に閉じ込めるとは、大神殿の者は、神である私に信仰心が無いらしい、


神官に与えたギフトは、取り上げて信仰心のある者に与えたから、いずれなんとかなるだろう」


実は、私は外が怖かった、白い服で黒い影を全身に纏った人達が、だからここが良い、食べ物が少なくても、話し相手と怖い人達がいないこの場所がいい。


12歳の時に、聖域に大きな人が入って来た、その人は白い光を出していた。


私はその人に連れ出されて、森の中にある中央神殿に来た、その人は直ぐ大神殿に向かい戻って来なかった。


中央神殿の人は、白い人で怖くは無かったけど、誰も話し掛けて来なかった、だから白い毛並みの動物と話した、神様がその子達は、神獣だと教えてくれた。


神獣は綺麗な銀色の光だった、神様は、話す時金色に包まれるから金色だ。


13歳の時、神様から、回復魔法と闘う術を身に付けて強くなって欲しいと言われた、さらに、忙しく(いそがしく)なってしばらくの間は話し相手になれないと言われた。


私は淋しかったが、強くなる事にした。


14歳の時、私は他の子と比べて小さい事が分かった、本によると、栄養不足による成長不良らしい、かなりショックだった。


15歳目前、神様から久しぶりの連絡が来た、でも内容は、邪神との戦いに参加してほしいとのお願いだった、


勇者を召喚にまだ時間がかかり、その間は操られている魔族を抑えてほしいとの事だ。


15歳の時、大侵攻が確認され、討伐軍が編成され、これを迎え撃った、神様からは、勝てるから頑張ってと言われた、戦いには勝ったけど、私は優しい人達と大きな神獣様と一緒に死んだ、


いや、神様に言われた事を、聞かなかった大神官のデブと、邪神に魅入られた貴族に殺された。


私は、自分の死より、周りにいる優しい人や神獣様が傷付くのが嫌で頑張ったけど、御免なさい。




私は、神様に謝られた、邪神の能力を見誤った事、大神殿のエセ神官どもをいずれ改心すると処分しなかった事、そして、多くの聖人を死なせてしまったことを。


お願いもされた、今、大きなチカラを持つ人を召喚するのですが、その人は、知識と戦闘力を持つ、子供の様な人らしい、優しいが非情、チカラは強いが心が弱い、圧倒的なカリスマと統治力があるが権力や義務が嫌いな、歪な自由人とのことだ。


そんな人の、眷族になり、支えて欲しいとお願いされた。


眷族、命令を拒否出来ない、奴隷より自由が無い者。


神様は、その人の死ぬ前を見せてくれた、不思議な色だった。


いつも全ての色、そう、金や銀に黒も常に有って、時々、特定の色が大きくなるが、他の色が消えない人だった。


何度も魂になり、生まれ変わっても、変わらなかった、今回は転生するらしいが、助けなければ、すぐ死ぬらしい、眷族がいれば、助けられるので、募っているが、まだいないらしい。


私は眷族になる事を希望した。


直ぐ後に、204人が、眷族になり、主人が召喚され、その身体に同居する事になった。


私を含め5人が、主人と一体だったが、直ぐそれぞれの身体が作られると神様が言っていた。


主人の名は、コウ、コウ様は、私達を眷族では無く、友達みたいに接した、いや、コウ様にとって当たり前の対応みたいだ、私達には、名前の記憶は無く新たな名前が付いた、私の名前はセリになった。


ガドさん達や体があるクルーと言われる人達は、多分あの時一緒に死んだ優しい人達だと思う。


体ができて入ったら、年相応になり、喜んだ、コウ様は、カッコ良かった、でも、表情はころころ変わり、子供みたいだ。


皆んなとお喋りして言葉を覚え、皆んなに、コウ様ともっと近くに居たいと言ったら、色々教えてもらった。


コウ様と夫婦になれたらいいなー













次はガドの番外編です。

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