表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/52

11・パラダイス

 1ヶ月と1日目[31日目]3時頃



 コウ「神獣が眷族に成ってもいいんですか?」


 白狼「コウ殿に助けてくれた子は、治ったら成っていて、それに気付きその抱いてる子が、勝手に成ってしまった」


 麒麟「我が子たちも、勝手に成ってしまった」


 コウ「本当にいいんですか?」


(もう、返したく無い、イヤ、もう、うちの子です‼︎)


 白狼と麒麟「宜しくお願い致す」


 コウ「あと何故、殿付け?、呼び捨ての方が気楽です」


 白狼と麒麟「コウ殿は、神獣の子を眷族にできたのだから、我等の子より神格が同等か上という事になる、なので殿付けとなる」


(俺、神格が高いの?、俺が高くていいの?)


 白狼「それに、子供達が懐いて離れんし、乳離れはしましたので、戦いの傷も癒えた我等は、早急に新たな神獣を産み育て、森の管理できるまで増やさなければ!」


 麒麟「我が子が眷族に成り()()()()のと、やはり新たな神獣を育てるため、乳離れ出来たなら、すぐ出ます」


 ガドの説明


 神獣様が減り、神獣の森が、魔力が増えて魔族の森に成ってしまう。


 すると魔族の数が増え、魔力が結晶化してダンジョンコアが生まれダンジョンになる。


 ダンジョンが出来ると動物や魔物は森から追い出され、スタンビートが起こり近くの村は壊滅、魔物によっては街も壊滅する。


 魔族は魔力で増え、最弱のゴブリンでも数が揃うと魔法や武器を使える奴が現れ急に強く危険になる。


 しかも、魔力の吸収が多い人や魔獣が多い場所を襲い、魔力を増やし魔の森を広げようとする。


 元に戻すには神獣様の管理するが必要になる。


 マリ「魔族は魔力溜まりから生まれ食べる必要も無いからすぐ増えるわね、神獣様はその魔力を吸収して自然を豊かにするのよ」


 ソド「魔族は倒す時、切っても血が出ず刀で切り易いでござる」

(ゲームみたいに消えるの?)


 サリ「倒したら、体が魔石と魔力玉になるから解体いらずにゃ、でも、ダンジョンは罠が有って危険にゃ」


(俺、魔族だけ倒して、他は人任せに、できないよなー)


 セリ「一度ダンジョンが出来ると、神獣様が魔力を吸収しても、ダンジョンのコアを砕かないと戻せません」


(ダンジョンは、罠がヤダナー、仕掛けるのは好きだが仕掛けられるのは嫌だなー)


 コウ「戦いはどれくらい前で、今の状況は?」


 白狼「戦いは、1年と1ヶ月前だ」


 麒麟「一ヶ所ダンジョンになり、そこに居た魔物が追い出された、我れら神獣が各森を回り押さえているが、手が足らぬ」


(ダンジョンもう出来てるよ、行かなきゃ駄目だろーなー)


 コウ「麒麟さんは、みんなに詳しい状況と場所の説明をしてください」


 麒麟「わかった」といい、みんなに話しはじめる。



 コウ「白狼さん、神獣の子育て内容とその期間は?」


 白狼「種により差が有りますが、生まれて1週間から3週間は母乳のみで、


 それから1ヶ月から3カ月かけ母乳とやわらかい食べ物、それ以降は狩りをしながら戦闘形態になれるまでですが、


 子供により違いがあり、1年から10年位とかなりの差があります」


 セリ「その戦闘形態になるまでの狩りは、動物から魔物や魔族に変えていくのでしょうか」


 白狼「そうだ、安全の為見護るが、手出しはしない、成獣は、自然と戦闘形態で狩りをするから、見せても参考にできない」


(ヨッシャー、モフモフとナデナデのパラダイス計画だー)


 コウ「それなら、私の本体の中にある、魔獣と魔族のいない自然あふれる島で狩りの訓練をして慣れたら、


 ここの平野の小屋を拠点に、戦闘形態になれるまで外の森で魔物や魔族を狩る、見護るのは眷族がやります、


 狩った獲物の肉部分以外を私達が分けて貰うで良いですか?」


 白狼「しばらくの間は魔力の吸収は必要無いが、成長するにしたがい必要となる。


 吸収で足りない時は魔石が必要だが、ここなら魔力は充分だから魔石も其方に渡せるはずだ。


 ところで、本体?、それは仮初め(かりそめ)の身体なのか、身体の中に島かあるのか?、次の子を成す為に頼みたいが、本当なのか?」


 コウ「あちらの話も終わったみたいなので、まず俺の本体の所に、行きましょう、みんな!麒麟さんも付いて来て下さい」


 ゲートを開き入る、ゲートからでてくる。白狼と麒麟がお互い話した事を話し合ってる。


 コウ「これが私です、しばらくの間ここから動きません、入り口は無くゲートでではいりします、入る前にセリに健康チェックしてもらいます」


 セリ「全員病気の心配は無いです、結界を病気で入ってもすぐ症状が消えた様なので、聖域には病気を消す力がある様です」


(神が神獣の子の為に、殺菌作用があるようにしたのかな?、しかし、さすがセリ、前に言った事でチェックしてたのか)


 コウ「セリ、ありがと、俺はこれから白狼さんと麒麟さんに、島を見せるから管理室に行く、


 幼獣は、眷族のクルーとの顔合わせの為にみんなに付いて行って、


[ゲートを開き案内する]


 セリはみんなとクルーに説明よろしくね」


 セリ「お預かりします」と俺の抱いていた子を預かり、2匹を抱き、みんなを引き連れゲートに入る。


(セリはやっぱり話を聞いて理解してる、ホント優秀だな)


 コウ「それでは、俺たちも・・なに?」


 神獣達を見ると、口を開けボーゼンとしていた


(何、どうしたの)








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ