開拓騎士団人物録 ※随時更新予定
※※ご注意※※
随時更新する予定です。
作者の覚え書きをかねておりまして、一部お話の先の部分に言及しております。
本編の内容次第でコッソリ書き換えるかも……。
【地図】
ゴンドオル北部旧ワラグリア及び北之島南部図
【人物紹介】
☆☆アヴアロン開拓騎士団☆☆
魔道王の花嫁 ミール
ヤシン・ソルヴェイグ王の妃。
元は魔動人形1号。
ソルヴェイグを育て、終生彼に寄り添い続けた。
詳しくは「魔動人形」の項参照。
第一位 ヤシン・ソルヴェイグ 半龍
初代アヴアロンの魔王、『竜殺し』の異名を持つ。
飛竜騎兵団を組織し、要人の暗殺、大規模魔法を戦場で行使した軍勢に無差別で襲いかかる等凶行を行う。
また、海竜を支配下に置き、北方世界の制海権をほぼ全て独占している。
一方、飢饉に見舞われた国に食糧を送るなど、その行動に一貫性はない。
第二位 九頭龍ダリオス
ヤシン・ソルヴェイグの後見人、もとい後見タコ。
体の大きさや形を自在に変えられ、水を操る魔法を使うタコ。
方舟の船頭をしていた。
普段はパートナーの魔動人形25号の頭に乗っている。
アヴアロン海軍元帥兼ニコちゃんの頭髪係。
水を操る魔法を使う。
大阪弁。
第三位 クリム・ドウラン
魔法使いを狩る者。
元はゴンドオル北部ワラグリアの騎士であったか、キコナインの戦い以降グルビナには帰らず、アヴアロン騎士団の実質的な団長として、ソルヴェイグ王の意思を代行する。
体に無数の魔方陣が刻印され、魔法攻撃、物理攻撃ほぼ無敵である。
パートナーは魔動人形14号改。
第四位 ダイモン・グリフレッド
ソルヴェイグ王近衛騎士。
元はウンバアルの重騎兵。
ニコラウスの身辺警護のためゴンドオルに赴き、王都の合戦で功を上げニコラウスの推薦でゴンドオルの騎士となる。
素性を隠すため常にフルプレートアーマーを着ていた。
ヤシン王子暗殺に失敗し、それがニコラウス失脚の原因となる。
再びヤシン王子暗殺のため王兄北行に護衛兵として参加するがこれも失敗。
以降はニコラウスを裏切りソルヴェイグ王の騎士として働く。
第五位 カルンドゥーム 機械騎士
ヤシン・アングバンドの錬成した魔道核。
ナイト型上位魔動剣兵を操る。
第六位 カルディアシデロス 機械騎士
ヤシン・アングバンドの錬成した魔道核。
ポーン型上位魔動砲兵改を操る。
第七位 マッド・ディロン
「ワラグリア」の項を参照。
☆☆ワラグリア☆☆
グルビナ公ウィストリア・ガルボ
旧ワラグリア王家の後裔。
ウンバアルとの戦いで数々の戦功をあげるも、戦傷が元で晩年は隠遁していた。
ヤシン・ソルヴェイグの誕生と共に再び政界に復帰し、旧ワラグリア諸侯連盟の盟主となる。
王都の合戦で戦死。
ミールの愛人だったと噂されれている。
グレタ・ガルボ
ガルボ家公女。
新王即位と共にガルボ家は取潰しとなり、ヤシン廃王子と共に新北領に赴任となる。
息子のカルマキル(ててなし王)が、グルビナで即位し、新生ワラグリアの王となる。
マッド・ディロン
元アヴアロン開拓騎士団第七位。
銃砲兵団の創始者。
また、アヴアロンの外交官を務める。
新生ワラグリア建国の際、ヤシン・ソルヴェイグと袂を分ち騎士の任を辞する。
ワラグリア軍元帥。
☆☆魔動人形・魔動兵☆☆
用語解説
魔力球
魔力を蓄えた宝玉。
使われる素材の種類、込められる魔力の種類によって様々な働きをする。
関節などに使用される場合、幾何学模様が浮かび上り、目まぐるしく動いている事が多いのは、重力制御や結合、反発の魔法陣が使用されているため。
電池とサーボ機構を兼ね備えている。
魔道球
機械兵、魔道人形を制御する宝玉。
アングマアルの魔動兵は魔動球にプログラムされた魔法言語で制御されている。
魔力球の機能を兼ね備えていることが多く、これを破壊されると機能が停止する。
大抵の場合、魔動兵、魔道人形の胸部に納められている。
また、目や耳のように感覚器のような機能を有する魔道球もあり、魔眼と呼ばれる。
魔道核
ヤシン・アングバンドが産み出した禁忌。
魔道球と同じような機能を有するが、『座』と呼ばれる魂の受け皿となる領域が内包され、魔法言語に解体された人の魂が書き込まれている。
つまり、ヤシン・アングバンドの魔道兵や魔道人形の一部には人の魂が宿っている。(そうでない機体もいる)
また、『バンド』と呼ばれるネットワークを持ち、情報を共有することができるなど、人間を越える能力を持っている。
体幹機構
一般的な魔道兵は、魔力球とそれを覆う外殻、球に接続される受け口のある腕部、それらを制御する魔道球とで構成され、その組み合わせは自由である。
重力制御機能をもつ腕を有し、武器を手にもって戦うのは「ナイト型」。
両腕や背嚢に大小の砲門を持ち、遠距離攻撃を得意とする「ポーン型」。
その中間の武装をし小隊の指揮をおこなう「ルーク型」。
魔法攻撃に特化した「ビショップ型」等がある。
魔道兵には馬型や虫型、魚型など人間以外の姿をしたものもある。
ミールタイプは、魔道兵の機構をなるべく人に近付けて作られている。
人工筋肉と人工皮膚を持ち後期のタイプは服を着せると人との判別が難しい。
ただし物を食べる事と性交は出来なかった。
その姿はアルティン・ティータを模している。
年代を重ねるほどヤシン・アングバンドの技術が向上し、最後の作品『魔道王の花嫁』は髪の毛の色以外、人化したアルティン・ティータと瓜二つらしい。
最初期の『817号』はただの仮面。
その後継機『25号』のようにギョロ目タイプや『14号』のような仏頂面タイプなどの試行錯誤の末、『5号』や『8号』『1号』のような表情の豊かなタイプが開発された。
『5号』『8号』『1号』は、初期の魔道人形であるが、その都度新しい顔に改修されている。
航海が多い25号は改修の機会に恵まれなかった。
また、早くにリングロスヒアに奉公に出た14号もその機会を逸した。
ミールタイプ
1号 ミール。
魔道王の花嫁。
1号が魔道王の花嫁の体に入った後、「ミール」は1号個人を指す名前となり、ミールクラスは号数か渾名で呼ばれるようになる。
魔道王アングバンドが初期に作った魔道核。
アングバンドの死の直前まで彼と共にあった。
体は常に最新型を装備している。
アングバンドがローヴェでアルティン・ティータによって殺害された後もその地に留まり、アルティン・ティータの侍女として仕えた。
アルティン・ティータがローヴェで産卵後体調を崩し、オーマに引きこもった後も、ミールは留まり続け、アングバンドがエダインとの間に残した子孫らとゴンドオル王国を支配していたが、次第に王家に疎まれるようになり、それは遷都によって決定的となった。
卵から孵ったソルヴェイグを池で飼い、離宮からゴンドオルを支配しようとするが、次第に権力を失い時折王宮に出向き侍女たちの指導をするだけの立場になっていた。
817号以外の全てのミールタイプから『大お姉さま』と呼ばれる。
南の灯台の戦いの後、1号の体には戦いで大破した『ビショップ』の魔動核が封じられ、彼(彼女)はミールのフリをして、ゴンドオル王宮で新王シムイを籠絡する。
5号 方舟の姉妹
北の灯台塔で造船された『方舟』の運用を主な仕事としている。
長年の運用で老朽化が著しく機能停止寸前であったが、ヤシン・ソルヴェイグにより魔力を再注入され復活した。
方舟の姉妹の長女。
『お姉さま』と呼ばれている。
6、7、9、10号
方舟の姉妹。
未登場。
(南の灯台の洞穴で一瞬登場)
8号 方舟の姉妹
5号と同じく方舟で主に給仕をしている。
5号と区別できるように髪をポニーテールにしている。
14号 石の町の14号
かなり初期にリングロスヒアの元に奉公にでた魔道人形。
老朽化が著しく、体幹が歪んでいる。
クリム・ドウランを蘇生するため医療魔法を行使し、魔力不足のため外燃機構(外部のエネルギー{この場合は自分を発火させて得た熱エネルギー}を魔道核に取り込む仕組み)を発動させて燃え尽きる。
老朽化のために言動がおかしいと思われていたが、後日復活後、話し方が変わらなかったために、元々そういう娘であったことが判明する。
前述のように後日焼け残った魔道核を新型の魔道人形に移して復活する。
クリム・ドウランの元に嫁ぎ彼の世話をすることになる。
25号 ニコちゃん
方舟の操舵手。
他の姉妹が交代で休眠している間も舵をとり続け、頭部の外皮が劣化して剥がれ落ち、骨格がむき出しになっていた。
かなり乙女な性格でその姿を恥じ、ほとんど操舵室から出ることはなかった。
ソルヴェイグによって復活するも残念ながら頭髪が元に戻らず、以降はボーイフレンドのダリオスが頭髪の代わりをすることになる。
口癖は「はわわわわわ」
以降要望があれば後日更新します。