白い影
夏休みは、まだまだ続く。
1人の時間を持てない私はイライラ。
あーまた太った。
イライラすると食べすぎちゃうんだよね。私。
サイパンから帰国後は、特に何かを見たり聞いたりする事も無くなった。
強いて言えば?
たまに腕を誰かに触られるくらい?
あ、怖い人には十分怖いレベルよね?
日常茶飯事だからあんまり気にしないのよね。
夏休みに入っても 趣味のバンド活動はやってます。あ、言ってなかったっけ?
ダイビングにバンド?おばさん裕福じゃん!って聞こえてきそう。
ダイビング機材もバンドの楽器も独身の時に揃えたから 新しいわけでは無いのよ。
おばさん、結婚してからケチだから(笑)
バンド練習を隣街にまで練習に行った日。
帰りが遅くなったので高速道路を利用する事にしました。
主婦が日付け変わる頃に帰宅するわけに行かないしね。雑談長くするんじゃなかった。
私は夜の運転が苦手なので、法定速度ぴったりで走行中目の前を白い何かが横切った。
ブレーキを軽く踏む私。
「もー飛び出さないでよね。全く!」
あれ?ここ高速道路だよね?
人が飛び出るわけないじゃん…
ハンドルを握る手にじんわり汗をかき
背筋がスッと寒くなった。
夏休み前のあの黒い点を見てから
何かが変わりだしている気がする…