獣人王の一手
村に厄介になってから1か月・・・俺とミコトは同じ家で暮らしていた。
朝早くに、薬草採取をして、昼まで村長の家で本を読み、午後は畑の手伝いをしたり、Lv上げのためにゴブリン退治などをして過ごしていた。
そのお蔭かそこそここの世界になれたと思う。ステータスはこんな感じだ。
トウマ・キサラギ 16歳・男
ステータス
LV12:人族-冒険者
HP:1274
MP:220
攻撃力:157
防御力:78
魔攻:80
魔防:44
俺はLvが7も上がっている。そしてミコトは
ミコト・カンザキ 16歳・女
ステータス
LV9:人族-レンジャー
HP:789
MP:157
攻撃力:100
防御力:53
魔攻:65
魔防:39
と8も上がっていて、俺は光術、ミコトは水術が使えるようになっていた。
だから俺は
「そろそろこの世界の事も分かってきたし、カクトやアスカを探そうと思うけどどうかな?」
その言葉にミコトは満面の笑みで
「そうね。フワ君はともかくアスカは後ろ盾がないだろうし探してやらないとね。」
そして俺たちはこの村で世話になった人たちにお礼をして回り、次の日に南にある街を目指すこととなった。
・・・・・・・・・・・・・・・
辺りは夕暮れとなり、兵士たちが野営の準備をしていた。
ひと際大きなテント内ではトウマを中心にしてテーブルには地図が置かれ
「戦況はどうなっている?」
俺の言葉に兵士が
「はっ!現在ここガンドーク南部にてナイトメイツ軍と冥王軍が戦っています。状況は今のところ此方が有利とのことですが、冥王軍は倒しても倒しても、次から次へと現れかなり疲労がたまっているとのことであります。」
「そうか、ご苦労。」
兵士は俺の言葉にお辞儀をしてテントから出ていった。
「有利ってことでよかったじゃない。」
そのミコトの言葉にリーンは
「あら、ちゃんと聞いてなかったのですか?兵士は疲労状態で危ういと言っておられましたよ。」
「聞いてたさ、それでも有利って言ってたんだ!私らが駆け付ければ何とかなるってことだろ!」
「どの程度疲労がたまっているか分からないのですよ?私たちがガンドークに到着するのが後19日後ですよ?それまで持ってくれればいいですけど・・・」
そうなのであるビースガルドからガンドークまで通常20日かかり、これでは間に合わない可能性の方が高いのである。あいつは何か手を打っていると言っていたけど・・・
4日後あいつの言っていた手と言うのが分かった。到着したビルドの町に天魔王国の飛空艇が停泊していたのである。
「父様!母様!ミコト母様!」
と叫びながら手を大きく振った娘のリムの姿があった。
ちょっと今週色々ありまして、次回は4月25日更新予定です。




