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ユグドラシル~剣と魔法と冒険譚  作者: あおい聖
冒険者編
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ミーティング

 翌日ボクは日課の訓練を終え宿の部屋へ戻ると


「あにさま♡おはようございます。」


「ん、兄さんおはよう。」


「あっ///キョウさんおはようございます。」


 と3人が挨拶をしてきた。


「おっおはよう。あとスズカ!「さん」付け禁止!」


「///はわぁわぁ・・・スゥ・・・ハー・・・スゥ・・・ハー・・・分かってるわよキョウ。」


 顔を真っ赤にしたスズカがそう言いなおした。


「それで皆、こんなに朝早く集まってどうしたの?」


「パーティー名と今後の宿泊についてですわ。」


「ああ・・・で決まったの?」


「うん!パーティー名は「天魔の翼」」


 元気よくスズカが答えた。


「ん、剣がよかったんだけど・・・」


「今現在「天魔の剣」は使われているんのですわ。」


「ふぅ~ん。分かった「天魔の翼」ね。それで宿は何日?」


 はぁ///恥ずかしいなあ///


「宿は4人部屋で10日ですわ。」


「へ?」


 ボクは思わず変な声が出てしまった。聞き違いか?


「あっ///あのね、その方が宿代が安くなるから…///」


 スズカが説明してくれた。聞くと10日分で6sだとか1人分お得になる計算だ。今後を考えると節約は必要だろう。


「はぁスズカはそれでいいの?」


「///ちょっと、恥ずかしいけれど私もお金がないし///しょしょうがないのよ!」


 最後は怒鳴り気味に言われた。その後朝食を取り、マーサさんにお願いして部屋を移した。勿論4人部屋です///はぁ


 パーティー名の申請のためにギルドを訪れるとエリルさんが手招きするので行ってみると、昨日のルインの荒鷲の賠償金4gと装備一式がもらえることとなったが、装備品は手入れも悪かったので売却してもらって、最終的に4g5sになった。なんでもプエルとエルディスが貴族だった為にこの金額になったのだとか・・・ついでに昨日のゴブリンの魔石なども処分して、本来の目的であるパーティー名を登録して、武器屋へと向かった。


「ここが昨日教えてもらった武器屋だよね?」


「ん、ここで間違いない。」


 こんな会話が出るのも無理はない。言っては何だが建物が・・・そのボロイのだから・・・


「すいませ~ん!誰かいませんか~!」


 スズカが大声で呼ぶと、ガタガタと音がして奥の入口よりドワーフ族の厳つい男が出てきた。


「そんなに大声出さんでも聞こうとるわい」


「武器を新調しようかと思い来たのですが見繕ってもらえますか?」


 ボクの言葉など気にせずにボクをじろじろ見て、


「ほぅおんし普通の人族じゃねーな。けんどここにゃ今ミスリル制の武器は品がきれちょるし、ん~どうすんかの~」


 スズカがこっちを見ている。え~とどうしようか・・・ドワーフってこんなに鋭かったかなぁ・・・はぁスキルもちですねきっと・・・この後のことを考えちょっとへこんだ。

平和ですね~

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