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ユグドラシル~剣と魔法と冒険譚  作者: あおい聖
勇者編
87/240

勇者召喚02

 俺は言われるままに≪ステータス≫と念じた。すると何処からともなく目の前に半透明の板が表示され


カクト・フワ 16歳・男

ステータス

LV1:人族-勇者

HP:152

MP:54

攻撃力:151

防御力:136

魔攻:89

魔防:34


スキル

≪異世界人≫≪光術Lv.1≫≪剣術Lv.1≫


称号

≪異界勇者≫


魔法欄

≪ライトアロー≫≪ヒーリング≫


技欄

≪双牙≫


 と映し出された。比較として教えてもらった人族の成人男性(15歳)は以下の通りである。


LV5:人族

HP:118

MP:52

攻撃力:12

防御力:7

魔攻:12

魔防:6


 と俺の物理的な数値が10倍以上になっていることが分かる。つまりパンチ1発で人が殺せるとか・・・


 それからこの世界のことを色々教ええもらった。内容は以下の通りである。


 この世界には60年周期で魔王が現れること。過去に滅しきれなかった魔王が存在するとか。


 その20年前と10年前に勇者召喚をすること。これはここ聖王国家≪セイントキングダム≫が行うそうだ。


 魔王に対しては各国が最優先で当たること。例え戦争状態でも協力するようだ。


 各国は出来うる限り勇者を支援すること。生活面や装備などあらゆる面で支援してもらえるらしいが、その国によって余り支援してもらえないとか・・・この国は違うとだけ言われた。


 だいたいこんなところだ。っと忘れるとこだった。何でもこの世界の人は才能に上限があるみたいだ。個人で獲得できるスキルは最大10個までしか覚えられないそうだ。何でも過去に試した者たちがいて判明しているとか・・・


 俺はこの世界で生き抜くためにも協力すること選んだ。それにより装備が支給され、午前中は騎士に交じって訓練し、午後は一般常識や魔法に関する勉強となっていた。


 だが俺は元の世界へ帰ることを諦めきれずに夕食後によく書庫へ通うようになっていた・・・そんなことで10日間過ごしていると、町で回復魔法を使う若い女性の噂を耳にするようになる。何でも歳は俺と同じ歳で、突如冒険者ギルドに登録すると数々の依頼をこなし、貧しい人々にも低価格で治療を施すなどの行いから≪聖女≫と呼ばれているらしい。


 ある日セリスから


「≪聖女≫と呼ばれている冒険者を仲間にいたしましょう。きっと魔王討伐の力になってくれるはずです。」


 1回目の交渉は騎士が赴き交渉するも


「私などが魔王などと戦えるはずもございません。」


 と言って断られたとか・・・


 2回目の交渉はセリスが赴いたが


「私は聖女などと呼ばれていますがそんな大それたことをしているわけではありません。」


 とこれまた実力不足を理由に断られたようだ。次に俺が自分で赴き説得することとなるのであった・・・

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