スキルと初戦闘
神が言うには
カクト・フワ、16歳、高校からの友達、勇者として召喚、神殿内だあるため安全
俺トウマ・キサラギ、16歳、巻き込まれて召喚、村の中、比較的安全
ミコト・カンザキ、16歳、幼馴染で近所の神社の娘、ポニーテールで活発な娘、巻き込まれて召喚、平原、危険中
アスカ・タチバナ、16歳、ミコトの親友でショートヘアーのおっとりとした娘、巻き込まれて召喚、町の中、比較的安全
タケル・ムトウ、28歳、車掌、巻き込まれて召喚、森の中、危険小
これを聞いた俺は
「おい神さん。ミコトと俺の召喚場所交換できないか?」
「ん?出来るぞい。」
「なら変えてくれ。」
「それでは、ほいっと!」
そう言って神は杖を高々と上げ床を叩いた。
「これで主とミコトとか言う娘が召喚される場所がかわったぞ。」
「ありがとう。」
「それではステータスと念じてみるのじゃ。」
言われるままに≪ステータス≫と俺は念じた。
トウマ・キサラギ 16歳・男
ステータス
LV5:人族
HP:493
MP:102
攻撃力:127
防御力:64
魔攻:62
魔防:31
スキル
≪異世界人≫≪剣術Lv.3≫≪身体能力強化Lv.3≫
と半透明の板が目の前に表示された。
「主たちは≪異世界人≫のスキルで常人より強くなっておる。そして言語に関しては共通語が分かるように儂がしておいた。」
「ありがとう。」
「あと一つスキルをつけてやる何が良い?」
と神が言うとステータスの隣に半透明の板がもう一つ出現して、そこから選ぶように言われた。
出てきたのは
駆け出し冒険者装備一式
怪力
飛脚
幸運
索敵Lv.1
隠遁Lv.1
光術Lv.1
と表示されていた。俺は迷わずに≪駆け出し冒険者装備一式≫を選んだ。
「それで本当に良いのか?」
「ああ、丸腰で危険があるところなんて行けないからな。」
そう言うと俺の体が光に包まれ
「では頑張るのじゃぞトウマよ。」
その言葉を最後に俺は意識を失った。
・・・・・・・・・・・・・・・
次に目覚めたのは辺り一面何もない平原にポツンと立っていた。
俺はもう一度≪ステータス≫と念じると
トウマ・キサラギ 16歳・男
ステータス
LV5:人族-冒険者
HP:518
MP:107
攻撃力:149
防御力:75
魔攻:74
魔防:41
となっていて腰に付いたポーチには中級ポーションが2本入っていた。
武器であるショートソードの感触を確かめていると、背後で「ギャギャ!」と鳴き声がして振り向くと身長130cmくらいの緑色の肌をした生物がいてこん棒を振りかぶりながら襲ってきた。
俺はギョッと驚き大げさに避けてしまったが、冷静に見ると動きはのろく隙だらけに見えたので、素早く近づきショートソードを振るうと、一撃で倒すことが出来た。




