召喚と神との邂逅
勇者編スタートです。
しばらくキョウは出てきません。
ビースガルド王都にあるキサラギ邸地下
目の前には魔法の鎖で封印された武具がある。目の前にはその所有者のトウマ・キサラギが封印を解くための呪文を唱えていた。
「聖なる戒めよ。我名はトウマ・キサラギ。我名において戒めを解き放ち、その力我元へ!」
光があふれ出し鎖が1つまた1つと解き放たれていく・・・そして光が収束すると鎖は全て消え、光り輝く武具が現れた。その中から一振りの剣を取りトウマは
「またよろしくな相棒。」
剣に取り付けられた宝玉が一瞬光を放ったように思えた。思えば20年前・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
電車に揺られた車内で少年は座席に座り、うつらうつらと舟をこいでいた・・・
少年の他には、少年の他に同じくらいの少年が1人、同じくらいの少女2人、そして車掌が1人いた・・・ここは田舎であったため車両は2両しかなく、更に終点間際であったため、他に人は見受けられなかった・・・
アナウンスで次が終点と流れた時車体が大きく揺れ光に包まれた。
・・・・・・・・・・・・・・・
何もない白い空間・・・白い服を着た老人が少年の頬を杖で突っつきながら
「これ!これ!起きんか!」
そして強くたたこうと振り下ろすと、少年は目を見開き、その場で転がり立ち上がった
「あっぶね~何するんだ!」
少年が老人を睨み付けると老人は笑いながら
「フォフォフォ、やっと起きおったか」
何だ?ここは何処だ?確か電車に乗っていたはず・・・
「そうさのぉ乗っておったよ」
!心が読めるのか?
「読めるぞい。儂は神じゃからのぉ。」
?神・・・ってことは、事故かなんかで死んだのか?
「いや死んどらんよ。異世界召喚に巻き込まれたのじゃ。」
「異世界召喚?」
「そうじゃ、主の世界じゃと勇者召喚と言った方が分かりやすいかのぉ。」
勇者召喚ってあの最近流行りのラノベか?
「そういうことと思ってもらっていいのぉ。」
「と言うことは、俺は勇者として召喚されるのか?」
「だから、先ほど≪巻き込まれた≫といったじゃろぉ。」
巻き込まれた?ってことは誰かの召喚に巻き込まれたということか?
「そうなる。勇者として召喚されたのは1人じゃ・・・確かカクト・フワとか言ったかその少年が勇者として召喚されておる。」
「カクトが?で俺だけか巻き込まれたのは?」
神の眉が一瞬ピクと動いたのを俺は見逃さなかった。
「他にもいるのか?まさか・・・」
「そのまさかじゃよ。あの電車に乗っていた他の4人が巻き込まれて異世界に行くことになっておる。」




