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ユグドラシル~剣と魔法と冒険譚  作者: あおい聖
デモニクス激闘編
77/240

覚醒!新たなる力

 ボクは間一髪割り込むことに成功した。そんなボクを亜人王は見て、


「待ちわびたぞ!強気者よ!」


 と叫び口元をニヤリとさせた。


「ボクは会いたくなかったけどねっ!」


 とボクは両腕に力を入れ亜人王の剣を弾いた。亜人王はよろめきながらも大きく後方へ自ら飛んだ。


「そう我はこの時を待っていた!さあ存分に楽しもうぞ!」


 と叫んだ亜人王に向かってボクは白き剣を振るうと無数の光の矢が亜人王に向けて放たれる。


 それを後方から見ていたレインは、


「無演唱で≪ライトアロー≫だと!」


 亜人王はその光の矢を剣で弾いたり、身をひるがえしたりして躱している。


 ボクはその隙に間合いを詰め切りかかる「ガキン!」剣が交差する音と共に亜人王と肉薄する。


 亜人王も≪剣術≫を駆使して切りかかってくるが、ボクはそれを剣で弾いたり受け流したりして凌ぐ。


 ボクの攻撃は、亜人王に命中するも構わずに切りかかってくる。時折無演唱で≪ライトアロー≫や≪ダークアロー≫で攻撃してわずかな間に呼吸を整える。


 それを見ていたレインが驚愕の表情で


「なんだこれはLvが違うなんてもんじゃないじゃないか・・・次元そのものが違うじゃないか・・・」


 終始ボクらの戦いを見て呟く。


「しかし互いに決め手に欠けているな。」


 追いついたライゼンさんが後ろから答えた。レインはびっくりして「きゃ!」なんて可愛らしい声を上げたがすぐに表情を戻す。


「貴方は確か・・・」


「天魔王軍のライゼンだ。」


「私はデモニクス軍レインです。決め手に欠いているとはどういったことでしょうか?」


 レインはよくわからないようでライゼンさんに尋ねた。


「亜人王の攻撃はキョウ様が弾くか受け流してダメージを受けていません。そしてキョウ様の攻撃は亜人王にダメージを与えるも≪再生≫のスキルにより回復しています。」


「なるほど・・・だから決め手に欠けると。」


「そういうことです。」


 そうなんだよねこのままだとボクの方が先に体力が尽きちゃうよ・・・前より回復力が上がっているし・・・でも!


 「キン!」「ガキン!」「キン!」「キン!」と討ち合いながらボクは、≪魔闘術≫だけではらちが明かない・・・なら闘気も圧縮して!「キン!」「キン!」「ザシュッ!」「キン!」「ザシュッ!」・・・これでもダメなら神気も加えて!


 ボクが≪魔闘術≫に闘気と神気を加えたことで体が青白く光りだし強く光ったと思ったら、光が安定すると同時に体に更なる力がみなぎった。

ユニーク数4000人突破しました。

お読みいただいた皆様感謝です。

今後も努力し、より良い話となるよう努めていきたいと思います。

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