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ユグドラシル~剣と魔法と冒険譚  作者: あおい聖
冒険者編
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ギルド登録後編

 しばらくの間パンフレットを読みながら待っていると、先ほどの受付嬢から呼ばれたので受付へ向かう


「はい。これで登録終了となります。あっ申し遅れました私エリルです。」


「キョウです。」


「オウカですわ。」


「ん、ロウハ。」


「これからもよろしくお願いします」


「はい。こちらこそよろしくお願いします。ではパーティーについ・・・」


「返して!それ返してよ!」


 聞き覚えのある声がしたので、声のした方を向くとスズカとガラの悪そうな身なりのいい3人組が言い争っているのが目に入る。


「何かあったのでしょうか?」


 オウカがボクにそう聞いてきた


「ん、助太刀」


 ボクが決断する前にロウハに引っ張られて


「はぁ行きますか」


 ボクたち3人は言い争っている所へと向かい、


「どうかしましたか?」


 するとスズカが


「彼らが、私の集めた薬草盗ったのよ!」


 リーダーらしき男は両手を上げヤレヤレといった風に首を振り、


「盗ったとは人聞きが悪い。これは彼女から貰ったんですよ。」


「あげてないわよ!」


「と言っていますが?」


 ボクはリーダーらしき男に聞き返すと、顔を真っ赤にして、


「俺が貰ったと言ったら貰ったんだ!もういいロドスそいつらを痛めつけてやれ!」


 ロドスと呼ばれた男は


「はぁ悪いねプエルの旦那はああなると頑固でねっ!」


 と言い放つと同時にこちらへ突進してくる。


「やっ!」


 ボクは相手の腕を取り、その力を利用して投げ飛ばす。


「ぐはぁ!!」


 ぐはぁ?あれ?と思いそちらを見ると、倒れたところにロウハがジャンプしてお腹を踏みつけていた。更にプエルと呼ばれた男が剣を抜き切りかかってきたのでこれも先ほど同様に投げ、プエルが持っていた剣を奪い取り、プエルの首に突き付けて、


「まだやりますか?」


「ヒィッ!」


 と言って気絶してしまった。もう1人の男は降参とばかりに両手を上げていた。


 そこへエリルさんが2人ほど引き連れ現れる。


「キョウさんご苦労様です。パーティー「ルインの荒鷲」の方々はこちらで引き取ります。装備品に関しては後程手続きが終わり次第キョウさんへお渡しします。あと彼らへの懲罰金の一部がキョウさんへ支払われます。」


「はぁ分かりました。」


 ボクは疲れ切った表情でそう答えると、


「また助けられちゃったね。」


 「てへ」と言う感じでスズカが頬を赤めて話しかけてきた。


「気にするな。」


「それでもだよ・・・もし、もしよかったら私をキョウのパーティに入れてくれない?」


 ボクが答えるより前にオウカとロウハが答えた。


「構いませんわよね?あにさま。」


「ん、歓迎。」


「先約があるんじゃない?」


 とボクが確認すると、


「うん。大丈夫だよ。事情を説明してこれ渡せば」


 そう言いスズカは薬草の袋を掲げた。

いつの間にかポイントが付いていました。付けてくださった方ありがとうございました。これからもよろしくお願いします(^o^)/

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