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ユグドラシル~剣と魔法と冒険譚  作者: あおい聖
ルイン動乱編
50/240

ドワフロト防衛戦03

 2日目ドワフロト側は

  北門 守備隊B 40

  東門 守備隊A 94

  南門 騎士団A 72

     騎士団B 66

  西門 太守部隊 90

     守備隊C 20

 このように陣容を変えてきた。


 しかし獣王軍はスカウトバードによる偵察でこれを察知して

  東門 デスベアー隊A 32

     デスベアー隊B 57

     デスグリズリー隊A 96

     デスグリズリー隊B 88

     フレイムウルフ隊 100

  南門 バトルウルフ隊A 32

     バトルウルフ隊B 22

  西門 グエン隊 100

     スカウトバード隊A 100

 と主力部隊を東門へと終結させていた。


 夜明けとともに再び始まった戦闘は獣王軍有利で展開された・・・


 南門の上でドワフロト騎士団団長は


「くっ!くそ~やられた!これでは東門がもたん!」


 そこでドワフロト騎士団副団長は


「我らが東門へ行きます!」


「頼む!」


 副団長率いる部隊が救援に向かったが戦力から予測して1日持つかどうかであろうしかしながら今動かせる戦力としてあるのが副団長の部隊だけであった・・・


 東門の上で守備隊隊長は


「えぇ~いこのままでは・・・全員防御に徹しろ!副団長の部隊がもうじき来てくれる!」


 しかしながら畳みかけるように押し寄せる魔獣たちの前にまた1人、また1人と倒れていった・・・


 そして門に取り付いている魔獣たちを見た老兵士が


「たっ隊長さ!もう門がもたねえだ!」


 門がミシミシとひびが入り今にも壊れそうに悲鳴を上げていた・・・


 ちょうどそこへ大通りからこちらに向かってくる副団長の部隊が見え始め隊長たちがこれで何とかなると・・・そう思った矢先


「「ドド~ン!!」」


 とものすごい音と共に東門が壊されてしまった・・・


「ガォ~ン!」


 と魔獣の鳴く声がすると我先にと魔獣たちがなだれ込んできた・・・


・・・・・・・・・・・・・・・


 獣王軍グエン隊本陣では、遠くで突入の叫びを聞いたグエンは


「ふっあっけなかったな・・・もう少し楽しめると思ったんだがな・・・」


 しかしグエンは何か嫌な予感というものが付き待っとっていることに思考を向けていた。なぜなら今日あたり天魔王軍が来ても可笑しくなかったからである。そんなことを考えていると東門の辺りから


「ドドッド~ン!!!」


 と大きな音が響き渡り辺りが土煙で覆われ、部下の魔獣たちの悲鳴にも似た断末魔の鳴き声が木霊した・・・


「やっとお出ましか!」


・・・・・・・・・・・・・・・


 東門入り口では、魔獣たちがなだれ込んだ矢先、上空より無数のゴーレムがその魔獣たちの上へ落ちてきたのである。


「ドドッド~ン!!!」


 門の上で守備隊隊長は


「なっなんだ!なにが起きているんだ!」


 目を凝らし老兵士が


「ゴッゴーレムでさ!無数のゴーレムが空から落ちてきただ!」


 更にそれは敵主力部隊のデスグリズリーの上にも落ちてきた・・・

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