防衛戦02
ボクが何度も切り刻んだ後
「ギャギャ~~~~~!」
と断末魔の声とともにジェネラルは倒れた。
統率を失ったゴブリン達は、混乱して逃げ出すもの、特攻するもの、様々な行動を見せたが、ボクたちは見事撃退することに成功した。
はぁ疲れた・・・しかしまだジェネラル以上がいるんだよね・・・
「お疲れ!・・・どうした?浮かない顔して?」
とミリアさんがボクに声を掛けてきた。
「ミリアさんお疲れ様です。・・・まだこれ以上がいると思うと・・・」
そう言ってボクは、ジェネラルの魔石を見せた。
「まぁそうなんだよな・・・しかし勝利は勝利!喜べ!」
「あにさま後の処理はわたくしたちでやっていきます。あにさまとミリアさんは休んでいてください。」
「ん、兄さん休む!」
そんな2人に対してサリアは
「あんたらもよ!敵陣に突撃したんだから!」
砦建設を主導した親方が来て
「嬢ちゃんもだ。こいつらの片付けは、わしらでやっとく。だから休めるうちに休んどきな!」
そう言って主力で戦ったボクたちとホワイトキャットのメンバーは、無理やり休憩させられた。
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2日目
小規模の襲撃はあったものの他の冒険者たちにより撃退された。さらに拠点化が進み防衛しやすくなった。
またドーパンより補給物資が到着して、久しぶりに温かい食事がふるまわれた。食事の準備は、親方たちの奥さんや娘さんたちが作ってくれて、美味しくいただきました。
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3日目
小競り合いもなく、補給物資を運んできた人たちが、鉱山付近で戦闘があったことを話しているのを聞いた。そちらは『疾風の牙』が活躍してジェネラルを倒したそうだ。・・・何か忘れている気がするが、まぁいいか・・・
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4日目
ガードナから援軍がドーパンに到着したことが伝えられた。また小規模な攻撃が行われたが無事撃退できた。
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5日目
ガードナから到着した援軍の一部がこちらへ合流した。主に冒険者を中心にした舞台で、ガードナのギルドマスターボルクとエリルさんもその中にいた。それに伴いここの指揮はボルクさんに任されることとなった。
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6日目
戦いの合間にミリアさんに教えていた≪双剣術≫がやっとスキルとして覚えさせることに成功した。これで戦力が多少でもUPしてくれればいいんだけれど・・・
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7日目
モーゼンさんが弟子を2人引き連れ来てくれた。魔石を使い防具を強化してもらった。ありがたい。
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8日目
ゴブリンキング率いる300体ぐらいの大部隊が姿を現した。
次回大規模戦闘!