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青春謳華  作者: 桂木 景
41/50

まさかの、まさか?!

俺と隆史が会場に戻ったのは夕暮れだった。

まだその後、お互いの事や昔話に花を咲かせて笑い合っていた。

なんだかんだ言っても俺たちは…腐れ縁みたいだからな(照れ笑い



「も〜ドコに行ってたのよ〜。捜したんだよ!!」

頬を若干膨らませた西城が俺の胸元を叩きながら言った。

「暇だったから隆史と公園で遊んでた。」

「暇って…!!表彰式も全部終わったんだよ!!」

「「マジ?!」」

「大マジだよ!!二人いなくてエミちゃん一人でステージに上がって恥ずかしそうにしてたんだから!!」

「遠坂、悪かったな。」

「もういいですよ。過ぎたことなんだし。その代わりと言ったらなんですけど…。」

語尾が尻すぼみになって最後の方は聞こえなかった。

「なんて?」

「柳さんのテレビに出演することになりました!!!!!」

「………マジですか?」

「はい。」


チーン。


終わった…。

「ようちゃんドンマイ♪」

如月はなんだか嬉しそうに言っている。

「俺は…俺は…いかないからな!!!」

「ちょっとなんで?!」

「俺はそんな話、承諾しとらん!!」

「でも契約書にサインしてきちゃったし…。」


……


「一ついいか?」

「ハイ。」

「出演日いつ?」

「9月14日です。」

「その日文化祭だよ。アヒャヒャ。」

隆史!ナイス!!

顔面蒼白の遠坂、困惑気味の如月、知らないフリしてる西城。

お…おもしれぇw

「で、でも…夜ですし…。」

「あら?明け方まで大宴会だよ。アヒャヒャ。」

隆史の奴…残酷だな。

ま、おもしろいからいいんだけどなw

おもむろにケイタイを取り出した遠坂は、電話し始めた。

「遠坂です、先ほどの件で……ハイ……今予定を確認したら文化祭みたいで………ハイ…ハイ………ですが夜は宴会らしくて………え?本当ですか?!ありがとうございます。………はい、よろしくお願いします。」

電話を切った遠坂は勝利の笑みを湛えていた。

「今柳さんに連絡したところ特別に、文化祭の野外ライヴを撮影して下さることになりました。これで大丈夫です!」


チーン。


今度こそ終わった…。にげれねぇ…。

ハッ!仮病!そうだ、これだ!!

「あ、病気でも撮影を強行するそうです。」

読まれた…orz

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