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青春謳華  作者: 桂木 景
25/50

曲決め

急遽、文化祭用の曲を破棄し(2時間掛けて創ったのに…)新しい曲を作ることに。

「歌詞書いてきたよ。曲の方はようちゃん達が上手く創ってね。」

「曲ぐらいなら30分もあれば出来る。後はボーカルがどんなけ付いてこれるかだな。」

「頑張ります…。」

如月が書いてきた新曲はこんな感じだ。


レクイエム


灰色の空 今日は雨が降りそうだな

傘はあるにはあるんだけど

たまには雨に濡れるのも良いんじゃないかな?

雨降りの日は何時になく静かで

世界が止まったようで

悲しくなる だけど

その先の向こうに

君たちが待っている


行こう!恐れずに

ひたすら前に進め

君たちが待っているのなら

何を恐れるんだ!


グローリアス

世界は繋がって 丸い球体で

ドコかが不完全なら

たちまち崩壊してしまう

グローリアス

みんな同じで 何一つ違わない

人種 国籍 民族 国家

それが何だって言うんだ?


一人が雨で泣いていたら

みんなが手を差し伸べる

近い未来 そんな世界がくるといいねw



「こんな重い歌…。私で歌いきれるかな?」

確かにこの歌詞が行っていることは凄く重い。

「大丈夫だよ。レクイエム、鎮魂歌ってなってるけど、実はようちゃんと遠坂さんの出会いを元に書いてみたんだ。」

照れくさそうに如月は笑う。

「ホントだ…。ライブの後雨で困ってたときに小谷君が傘貸してくれたっけ。」


灰色の空 今日は雨が降りそうだな


「ま、俺は…西城が傘買ってきてくれたから、必要なかったわけで…。」


傘はあるにはあるんだけど

たまには雨に濡れるのも良いんじゃないかな?


「もしかして君たちって私たちのこと?」

「大正解。さすがだね山口さん。」


雨降りの日は何時になく静かで

世界が止まったようで

悲しくなる だけど

その先の向こうに

君たちが待っている


「これなら問題なく曲付けできそうだ。陽介、早速やるか。」


行こう!恐れずに

ひたすら前に進め

君たちが待っているのなら

何を恐れるんだ!


「国籍って?」

「あぁそれはね。今私が書いてる小説についてなんだ。」


グローリアス

世界は繋がって 丸い球体で

ドコかが不完全なら

たちまち崩壊してしまう

グローリアス

みんな同じで 何一つ違わない

人種 国籍 民族 国家

それが何だって言うんだ?


一人が雨で泣いていたら

みんなが手を差し伸べる

近い未来 そんな世界がくるといいねw


「如月さんらしいね。なんだかスッキリした。何とか歌えそう。」

「良かった。練習頑張ってね!!」

運命の全国大会まであと4日。遠坂がその間どのくらい化けるかが心配だ。

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