24話 邪魔
扉を開けると、すでに何人かの生徒が教室にいた。
美雪がいる。……それに、あの赤髪の男も。
「それじゃあ始めようか。皆、席について。」
「じゃあ、はじめまして。僕の名前はローズ・ハーツ、君たちの担任になった。ここは1年Aクラスでね、君たちみたいな問題児を取り締まるクラスだ。」
「だが勘違いしないで欲しい。ここでの問題児ってのは悪い意味じゃない。端的に言えばエリートクラスだ。」
エリートクラス。じゃあ、なんでここにガリンがいないんだ?
「しかし、人間性に問題があると判断された人はどんなに長けていようがこのクラスに入ることはできない。」
「じゃあ最初に言っておくことは、この教室はほとんど使わない。」
静まり返っていた教室がざわめいた。
「じゃあ、なんのための教室だ。」
赤髪が言った。
「ここは皆の集合場所だ。よく遠征を行うんだ。だからここは、帰ってくるための場所でもある。僕はこの4年間、君たちを一人も殺さない。約束するよ。」
「あとは自己紹介でもしててくれ。僕は少し用事があるから。この時期はいつも大変なんだ。」
ローズは愚痴を吐いて教室を出ていく。
Aクラスの人数は少なく7人しかいなかった。
その大半は一箇所に集まっていた。
レンは集団に近づいていき軽く挨拶をした。
しかし反応は悪い。特に話の中心だったらしき赤髪の男は露骨に顔をしかめた。
「お前、何しに来た? 首席の奴だろ。なんで飛び級しなかった。……俺の邪魔をしたな。
タイマンしようぜ。受けるよな?」
周囲の人たちは赤髪を止める。
嫌われている。試験の時とは態度が違う。
「……分かった。受けよう。」
邪魔……か。悪いことをしたな。




