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管理者
私が装置で転送した後、転送装置は自動的に爆破されるよう設定していた。侵略者が使えないようにするためだ。
水の中の漂う感覚で私は幾ばくの時間を過ごした。
「起き..い...」「起きな..い」「起きなさい!」
はっと我に帰ると、美しい女性が居た。
美しい女性「全く、私に手間を取らせて...」
私は直感で理解した。
私「管理者様...」
美しい女性「私が管理者だと理解している貴方はこの宇宙の存在ではありませんね?」
私「はい、私はこの世界が貴方がたによって鑑せられている事を理解しています。」
美しい女性「あはははは!分かってる人間なのね!面白い。ならば何も加護は要らないわね。」
私「はい、観測する事で事実を証明する者ですから...」
美しい女性「なら、貴方がたと一緒に来た人間にも加護は要らないわね?」
私「申し訳ありません、彼ら彼女らはまだ世界の何たるかを理解していません。どうかあの者たちには加護を...」
美しい女性「自らは要らぬと申すか、気に入った。イレギュラーではあるが、我の世界を謳歌せい。せいぜい励めよ。」
そのまま、私は気を失った。




