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魔法使いではないのです  作者: 澍雨日
異世界邂逅編
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魔法の仕組み

「いやー、この世界に連れてこられた人は記憶を消去して送り返しちゃうから、何度目なのか分からないんだよねー」


「何で消しちゃうんですか」


「この世界が他の世界に知られることを防ぐのと、迷い人が混乱するのを防ぐためだね」


「なるほど」


「そういや、さっき魔力って行ったけど、この世界の魔法の仕組みを教えてなかったね」

「この世界には、魔素っていうのがあらゆるところにある。

その魔素を、体内の魔力で加工したのが魔法だね。

わかりやすくいうと、どの物質やエネルギーにもなれる魔素を、魔力で形にしてあげるって感じかな」


「じゃあ何で、私は魔法を使えないんですか」


「いい質問だね、久保さん。

魔力ってのは、幼い頃どれだけ魔素に馴染めたかによるからね。

才能の部分が大きく、そもそも魔素に触れられない君たちの世界では、魔力が存在できないのさ」


「だから俺には、魔力があったのか。

でも、何で魔力があると道が分かるんだ?」


「愚問だな、つくよ。

魔素で構成された魔法は、魔力によって認識できるってことだよ。」


うん、意味わからん。


「まあ、昔来たことがあるってことだな」


「ほんとつくは、適当だなあ。」


「ちなみに、我々の記憶消去ができなかったのも、魔力のせいだな」

「それで、記憶消去できない異世界人は、法律で保護することになってるんだが」


「保護されるとどうなるんですか」


「市民権を得るくらいだな」


「それって、次元を行ったり来たりできるんですか」


「まあ、できなかないけど面倒じゃないか?」


「いや、異世界を現実世界に持ち込めるなんて、チートですよ。ふふ」


「え、でも魔力なかったら大して変わらないけど」


「いや、魔力はあります。だってこの流れは、異世界で頑張って、現実世界で無双する流れっすよ」


ああー、いつものなおさんのイメージが、


「じゃあ、測ってみるか」

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