表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法使いではないのです  作者: 澍雨日
異世界邂逅編
1/31

プロローグ

 いつもの道で登校し、いつもの席に座っていつもの友達と話す。

ああ、なんて平和な日々なんだ。

特殊能力は欲しいけど、戦いをしたくはない。

まあ平和な時に能力を持っても、宝の持ち腐れか。


「つくー、聞いてんのか?」


平和を実感していたら、誰かの話を聞いていなかったみたいだ。


「えぇと、何の話?」


「だからー、今度たにしと俺となおなおで海にいこうぜー。」


ああ、話しかけてたのは、齋藤か。

海かー。暑いしやけるんだよなー。

まあでも暇だしいいか。


「いいけど、いつ行くん?」


「つくも行けるって」


おい質問に答えろや。 

てか、たにしもなおさんもいたのか。

ちなみに、なおさんは齋藤の彼女である。

2人で行ってこいよと、たにしも思っているだろう。


「つくも行くの?日焼けするよ?そもそも泳げんの?」


たにしの言葉は、いつも少しトゲがある。


「おい。いくら自分の顔がかわいいからって、何言っても許されるわけじゃないぞ」


「そんなこと思ってない気がする?」


なぜ疑問形?

やっぱりかわいいと思ってるだろ。


「はいはい。そこの2人いちゃつかない」


「いちゃついてない よ/もん」


「ほらー」


「なおなお、その辺にしとき」


いつも大抵こうなる。

平和を維持する齋藤は、すごいなって思う。


「はい、今日は解散」


今日も1日終わったな。

じゃあしばらくゆっくりするか。

と思っていたら、教室の隅の線を見つけた。

あれなんだろう。

テープ?でもないか。

焼きついてるのか?

そして線に触った瞬間、なぜか東京の真ん中に立っていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ