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いいとこで、妹登場

観覧車が見える。


夕暮れ時に、少し潮風が吹いている。


僕たちのサン・ドラゴネッティ高校は、みほば町という海街にあって、


海産物を運ぶ船がいくつか帰ってきたようだ。




「さあ、入って」


 僕はそう言う。




 中に入って靴を置く。


「キレイな部屋ねー、ユイって絶対にキレイ好きよね!」


 アリスは中に入る。




「狭いけどね」


 僕はそう言い、自室へとアリスを招く。


 そこには、シマウマのぬいぐるみが二匹、そして僕と姉の花梨が映っている写真立て。


 全体的に男の部屋だけれど、白と黒を基調として飾り付けで、少しアンニュイな雰囲気にしている。




「ユイ・・・」


アリスはそう言い、僕の背中に腕を回した。


「なんて、可愛いの・・・?」


アリスは、そう言い唇を近づけてくる。




「アリス・・・」


僕はうっとりとしてアリスの美貌を見つめた。


切れの長いダイヤモンド型の目。


端正な唇は、柔らかそうだ。




「いいよね? ユイ・・・譲司くん」


アリスはそっと唇を重ねた。


(う・・・ん。柔らかい!)


「はん、うん・・・はむうっ」


僕の口から自然に喘ぎ声が漏れる。


キスなんて初めて、それもかなりディープキスで、舌を絡み取られ、弄ばれる。


優しく柔らかい。




「んふふ、ユイったら可愛く喘いじゃって、うん?!」


「なによ、アリスだって・・・そら」




僕は少し腹を立てて、アリスの舌を軽く嬲ってやった。


「ふああん! ああ・・・あふっ。ユイもなかなかやるわね・・・」


すると、アリスはいいものを見つけた子供のように目を光らせて、


僕の股間へと手を素早く伸ばした。




「あっ・・・?」


びくん、と腰が自然に跳ねる。


そこにあるものは、信じられない程に膨張していた。




「なあに? 体育倉庫ではシオシオだったのに・・・百合プレイだとここまでになるの・・・?」


「んあっ。ダメ・・・だよ」


 僕は息も苦しい程だ。


 股間に、今まで感じたこともないような熱さがせりあがってくる。




(精通)


(オナニー)




そんな単語が思い浮かぶ。




「まさか、ユイ・・・初めて・・・?」


アリスは驚いたように言う。


僕は羞恥を堪えながら、頷く。


姉がいつも一緒に暮らしているので、そういうことを我慢してきたのだ。




「スゴイっ、ユイの初めてが私だなんて! もっともっと、感じて!」




このままじゃ、本当に指だけで果ててしまう・・・


けれど、僕にもできることはある・・・




「あっ、ユイ!?」


アリスは驚いていた。


僕が彼女の二つの乳房を揉み初め、さらに股間にも左手を伸ばしていたからだ。




「! ダメ・・・よ!」


「男をあまり見くびるんじゃないよ、アリス・・・!」




その乳房の先の、二つの凸器は、男の手を受け入れるためにとんがっていた。


コリコリと指で転がすたびに、


アリスは


「ふああ! ユイったら、何時の間にそんなことを覚えたの・・・ああっ」


「あんまり男を甘くみるからだよ・・・ほら、どうしたんだい? 僕の左手は、どうして湿ってきてるのかな・・・? えっちないやらしいアリスさん」


僕は耳元で囁く。




「ああっ、ユイの声が、耳元でっ・・・!」




僕は軽く耳たぶを甘噛みしていた。


「いやらしい子だね、アリス」




「・・・はあはあ、こんな世界一可愛いユイから、体をいじられたら、誰でもこうなるよ・・・あ、そうだわ・・・じゃあこのままじゃ、イっちゃって答えられないからさ。『お触りクイズ』をしない?」


「お触りクイズ・・・?」


「うん、お互いに聞きたいことを質問して、その間は相手の体を自由にいじれるの・・・イジられている内に、イっちゃったらそこで負けよ。もう質問できないわ。・・・どう?」


 僕の中に、愉悦の感情が浮かび上がる。




「そうだね・・・じゃあ、やろうか」


「うん、楽しいよ!」


 じゃあ・・・・


 僕は、軽く彼女の凸器をいじくった。




「ッ」


「どうして、そこまでNTRプレイが好きなの? 君はずうっと、『寝取れ』と命令してきて・・・どうしてなの? アリス」


アリスは至福と愉悦を我慢しながら、体をくねらせていた。




「そ、そんなの、キミが私に『寝取り願望』を植え付けたんでしょう!?」


アリスはそう言った。


「僕が・・・?」


そんな馬鹿な。




「あそこまでの強引さ、私の性癖がすっかり変わっちゃったじゃない! それもこれも、みんなキミの責任でしょ? 私は、あの日から・・・! キミに寝取られることばっかり、ずっと想っていたのよ!? 全部、キミがそうしてくれたんじゃない!」




「僕が・・・? 君をこんな風に・・・?」


唖然。




「本当に・・・何も覚えてないの? ”あそこまでのこと”をしてくれたのに・・・!」




そんなの分からない。


僕には十歳前の記憶が無いのだ。




「うん、ごめん・・・分からないよ」


「ううん。じゃあ、やっぱり私が言うよりも・・・ゆっくりでいいから自分で思い出してみて・・・そこには、物凄く残酷な事実がある・・・キミが女装好きになった理由もね。だから、ゆっくり思い出しましょう・・・?」


「・・・・うん」




「じゃあ、今度は私よ」


彼女は一気に僕のソレを撫で上げる。




「ううっ」


「・・・どう? 気持ちいいでしょ・・・?」


「・・・スゴイね・・・」


「譲司くん、昔のことなんて知るより、こうしてずうっと気持ちいいことして楽しみむっていう手もあるよ? 私、キミのためなら、何度でもこういうことしてあげるし、何度でもイカせてあげる・・・? ね?」


「う・・・く・・・」


とんでもない快感が、背筋を走ってくる。




それは、とんでもなく魅力のある誘いだった。


アリスが僕のためを思ってくれているのも分かる。


学園一の美少女が、


「手コキ、足コキ、口コキ・・・ぜえんぶ毎日ヤってあげるよ? 一番、大好きな譲司くんのためなら・・・」


とまで言ってくれるのだ。




(多分、真実を知ると、とんでもなく深い傷が待っている)




そう分かる。


だけど・・・


僕は、しっかりとアリスの乳房を握った。




「あ・・・譲司くん」


「駄目だ・・・僕は記憶を必ず取り戻すよ・・・そのためなら、なんだってする」


僕はそう言い、アリスを抱き寄せた。


アリスは微笑し、


「地獄が待っているよ・・・?」


と言った。


「それでいい・・・地獄なんて、慣れているよ。さあ、クイズ交代だ」


僕は、しっかりと彼女の体をいじくり回した。

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