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物語調の詩/短編

ごうよくのまじょ

作者: 日浦海里

おひとつ ぱくん

いただきます


もひとつ ぱくん

おかわりで


あとひとつ ぱくん

たべたなら


のこさずきれいに

ごちそうさまで


ならべられたさらのうえ

かざりつけだけのこされて


みていてかなしくなってくるから

のこさずきれいにかたしましょう


ごちそうさまをしたけれど

おぎょうぎわるくもういっかい


おひとつ ぱくん

いただきます


もひとつ ぱくん

おかわりで


あとひとつ ぱくん

たべたなら


のこさずきれいに

ごちそうさま


あかいソースもきれいにふいて

てとてをあわせて礼をした

あなたとわたしの違うとこなんて

食事の好みの違い程度でしょ


あなたとわたしの世界《常識》が違うなら

それを強要するあなたこそが

全てをものにしたいと思う

『強欲』そのものじゃないかしら

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― 新着の感想 ―
[良い点] 怪我をしつつも綺麗に完食。いただく側としての語り手の矜持を垣間見た気分です!
[良い点]  残された飾りを見てかなしくなるのは、飾りだって食べられるものであるからで。  なのできれいに食べきること。  大事なことだと思います。 [一言]  小池は飾り付け能力が皆無なので。  …
[一言]  たべものは、ほとんど、もといきもの。  つねづね、思っておりましたが。  おいしいたべものは「おいしい死骸」なのですよね。  おいしく、感謝して食べることが供養になればいいのですが。
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