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なんだかんだで仲良し

第4話です!

さて、今日も今日とてアイとの生活が始まった。


キッチンから物凄い音をアイの悲鳴が聞こえた。やれやれ、何かやらかしたな。とりあえず行ってみるとしよう。


おっと……。これはやってくれたな。目の前に広がる光景は荒れたキッチンと涙目のアイ。


「お前さぁ、かんべんしてくれよ 食材だってタダじゃないんだぞ。」


アイはどうやらカレーを作っている途中で誤って鍋を倒してしまったらしい。節約した生活をしたいというのに……。あららカーペットにカレー、これは買い替えなければな。


「ご、ごめんなひゃいぃぃ。」


おいおい泣いて謝るのはズルいだろ。こんなの怒れないじゃないか。


「それでも世界最高峰の人口知能なのか? それともアレか、ドジっ子だったりして。」


「ち、ちがう! ドジっ子なんかじゃない…… のよ……。」


アイは今にも号泣しそうだった。ん?てか、今更だけどこいつ感情あるのかよ。


「まぁ、次は気をつけろよ ったく、仕方のない子だ。」


(この人ダメ男かと思ってたけど、そんな感じはしないわね まぁ、カレーをぶちまけたのは反省しなきゃね。)


◇◇◇


今日でアイと生活が始まって何日目だろうか。少なくとも1週間はたったな。やっぱりアイは本当に人口知能なのか怪しい。しかし確かに機械の中から出てきたのを、この目でしっかりと見た。


考えても何も分からない。だからもう考えない。一緒に暮らしているうちに分かってくるだろう。それにアイが来てからはトラブルが何回かあり疲れ切っていた。


考え方を変えよう。あいつは少女だ。それもかなり若い。見た感じ14~16歳といった所だろう。あいつは、多分人間ではないから何をやっても法には触れないはず。グへへ、楽しくなってきたぞ。


おっと、いかんいかん。いくら相手が人間ではなく、法にも触れないからといっても少女にそのようないかがわしいことをするのは、人間として間違っている。


まぁ、少しだけなら良いよな。今度は殴られないようにしよう。


こうして俺は妄想をはかどらせた。しかしここでまたもやトラブルが発生。俺は妄想や考えてることがうっかり声に出てしまうことが時々あるのだ。ちょうど自分の部屋だったので気も抜けていた。そこにアイが現れたのだ。


何度もノックをして入っても良いか確認していたらしいが気付かなかった。


部屋に来たリ理由を聞いて話してくれたたが、アイは「そんなことどうでもいい それよりも私に変なことしようと企んでたでしょ!」と言われた。


これはガッツリ聞かれていたな。前みたいに怒っているな。弁解の余地なし。

いっそのこと開き直ろう。素直に言ってしまおう。俺も男だ、潔くいこうではないか。


「そうだ! 俺はお前にHなことをした…… ゴフォ!!!!」


アイのアッパーがさく裂した。そして俺はそのままダウン。意識が遠のいていく。

次に目を覚ますのはいつになるのかなぁ……。


◇◇◇


あぁ、良く寝た。正確に言えば「寝かされた」のだがな。窓の外は満月が浮かんでいた。部屋の電気は点いていないが満月のおかげで薄っすらと廻りが見える。というか、ここはベットの上か。なんだかんだ言って、あいつなりに対応はしてくれるんだな。


ふと横を見ると、アイがいた。アイは地面に座り、頭と手をベットの上にのせ。寝ていた。その寝顔は満月の光に照らされとても可愛かった。


アニメみたいな展開来たー!これはそういうことだよな。アレだよアレ。ここで俺がカッコいいこと言って締めくくるんだろ?最高じゃないか!


おっと、また口に出てしまいそうだった。 


もう夜だしまたひと眠りでもするか。


「これからもよろしくなアイ。」


そう言って俺は寝た。と言いたいところだがさすがにアイをこのままにするのは酷いので起こさないように抱っこしてアイの寝ている寝室まで送った。


「さぁ、寝るか」


今度こそ俺は寝た。


第4話へ続く

今回も読んでいただき感謝!

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