表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

どんな性格だ!?

第2話です!

さて、どうしたらいいのか……。ソファに座りコーヒーをチビチビと飲みながら考え事をした。


事の発端は昨日のこと。俺は人口知能を購入した。しかしその人口知能は色々とツッコミどころが多い。困ったなぁ。しかし捨てるわけにもいかないし……。


ふと、アイの方を見るとキッチンで朝食を作っていた。見たところ味噌汁や魚など一般的な感じだった。良い匂いがする。家事まで出来るのか。


「お前、このレベルまで来るともはやメイドだろ。」


「まぁ、このくらいのことなら簡単だわ。」


そう、アイは人工知能なのだが肉体を持って現実へ飛び出すこともできる。


そういえばアイに触れることは出来るのだろうか。試してみるか。


アイに近いて触ろうとしたら呼び止められた。


「ちょっと!私のこと触ろうとしたでしょ!」


「別にいいじゃんか 何が不満でもあるのか?」


アイは少々怒っている様子。朝食を作っている時とは大違いだ。


「な? 頼むよ、ちょっとだけでいいから。」


するとアイはため息をついた。


「仕方ないわね 少しだけよ。」


アイに触ってみた。ん?心臓の鼓動を感じる?! 少しだけという忠告を忘れベタベタと触ったり、耳を当てて確認したりした。


「おっと 触り過ぎたな 怒ったか?」


顔を上げアイの方を見た瞬間、ガツン!とバットで殴られたような衝撃が頭に走った。


「いったぁぁぁ!!!!!!!」


「少しだけって言ったのに、何どさくさに紛れて耳当てたりしてるのよ! ほんっと最低! 変態!」


どうやらアイが俺を殴ったらしい。確かに触り過ぎたが、殴るって、そりゃないぜ……。


◇◇◇


あれからトラブルがあったかなんとか解決した。アイのやつは可愛い見た目して性格が悪い。まったく、やれやれだよ。


またまたアイの方を見ると今度はテレビを見ていた。テレビの内容は刑事ドラマだった。別に見てもいいが、変な言葉を覚えそうで怖い。


「さて、俺は風呂にでも入るか。お前も入るか?」


「え、お風呂マジ?! よっしゃー!」


アイは嬉しそうに言い、飛び回った。


えぇ……。そこは普通に「キモすぎ」とか言って断るだろ。アイ視点の変態の基準わからねぇな……。うっかり地雷でも踏みそうだよ。


◇◇◇


そんなわけで只今お風呂中


湯気が立ち込める中、二人の話し声が聞こえる。


「ふぅ、極楽極楽 やっぱり風呂はいいよなぁ」


「うんうん 最高だね。」


本当になんと言うか、こう…… 扱いの難しいやつだ。意味が分からない。触られるのは嫌うくせに一緒にお風呂に入るのは問題ないとか、こいつと共同生活をするのも簡単ではなさそうだな。


とは言え、さすがに体はタオルで隠していた。自分も何がとは言わないがタオルで隠しておいた。


第3話へ続く


今回も見ていただきありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ