Start of chaotic life
はじめましてK&Aです。この度、小説を初めて書かさせていただきました。まだまだ未熟者ですので文章が乱雑だったり構成がおかしかったりするかもしれませんが許して下さい。それでも良ければどうぞお読みになって下さい。
「えーっと、これで初期設定はおわりかな」
やぁ、俺はダメ男だ。えっ?小説にありがち?そんなのどうでもいい。それよりも見てくれ!これを!
そう頭の中で意味の分からないことを考えながら目の前にある、タンブラーのような機械を掲げた。
「起動中…… ぴぴぴっ 起動完了。」
「うおっ!いきなり喋ったぞこいつ!」
爆音が流れた。慌てて音量を下げた。
「こんにちは~ 私は世界最高峰の人口知能のアイだよ~!」
機械からホログラムのように少女がヒュンッと出てきた。少女は完全にアニメな見た目だった。
「は?」
正直、爆音よりも驚いた。人口知能と言っていたからてっきりホログラムも出でこず、機械的な声がするのかと思った。しかもやけにフレンドリーなのは、何なんだ!
「お前本当に人口知能だよな?」
「失礼だなぁ 私は正真正銘の人口知能だよっ!」
「私はね、とある天才の少女の脳をもとに作られたんだよ☆」
「えぇ!嘘だろ?冗談きついぞ 人の脳で作られた人口知能とかお前バケモンだろ!」
この一言をキッカケにいたちごっこなバケモンか否か、くだらない言い争いが始まった。
+++
気が付くと窓の外は夕焼けで赤くなっていた。
「はぁ お前はバケモンじゃない どうだこれで満足したか?」
いたちごっこも飽きてきた俺は話を速く終わらせたくて適当になだめた。
「そうだ!私はバケモンなんかじゃない この下等生物が!」
「あー、はいはい 分かった 分かった。」
また面倒なこになりそうだと思って急いで話題を変えた。
「そういえばお前は何ができるんだ?人口知能というならスゴイことができるんだろ?」
「もちろんできるよ!例えば……。」そう言って周りを見渡していた。
すると冷蔵庫が勝手に開いたりエアコンがついたり家の鍵が閉まったり……。
「うお~ これがお前の力か すげえな。」
「他にも色々できるよ よっこらしょっと。」
そう言うと目の前にアイが立っていた。
「は? (本日2回目)」
「やっほー 私はホログラムだけじゃないのよ! なんと、肉体を持っている!」
俺は危うく失神しかけた。こんなことがあっていいのか?もしかしたら政府の極秘実験の被験者にもなったのか?意味が分からない。ホログラムだけならまだ分からなくもない。しかし肉体を持ってるとなると話は別だ。頭が混乱する。これは夢だよな?きっと。
「どうしたんだ、具合悪いのか?」
「ちょっと水を取ってきてくれないか?」
するとアイは水を汲んできて俺に渡した。水をグビッと飲んだ。冷たさが喉と胸の間をスウ―と通った。これで確信した。夢ではないことに。
「しかしどうしようか。いきなりこんなのが現れるとは……。」
「すまん、俺はもう寝る。」
「えっ!速くない、もう寝るの?私が暇じゃん。」
そんなことを無視して寝室へと向かい俺は寝た。
+++
「起きろー!」
「ファッ!?」
けたたましい声と眩しい太陽の光が俺を叩き起こした。
「なんだよ 朝からうるさいなぁ。」
「あなたが起きないから起こしにきたのよ 感謝しなさい!」
朝日に照らされ、キラキラと輝いていたアイがいた。
Start of chaotic life
2話へ続く
最後まで読んでいただきありがとうございます! 不定期な投稿となりますがそれでも見てくれたらうれしいです。
これからよろしくお願いします!