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ゾンビが蠢く世界  作者: ありがとう君
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第53話 戦闘力見せて

瑠偉ちゃん配下の2人の名前も無事決まり?慎吾達はリビングで好きな時間を過ごしていると外も暗くなり時間が過ぎた。


「それじゃあ~、俺寝るよ、明日は希唯依を監禁して両親も追いつめてめちゃめちゃにした奴等探しに行くからね?」


慎吾は晩飯も食べて瑠偉ちゃんの学習本の勉強する姿を見ていたが欠伸が止まらなくなり話す。


「はいっス、分かったっスよろしくお願いするっス、私もそろそろ寝ようと思ってたっス、それでは慎吾の兄貴、瑠偉ちゃん姉さんおやすみなさいっス、それじゃあ~綺羅綺羅星ちゃんは私と一緒に寝室に行くっスよ」


希唯依はそう言うとゾンビの綺羅綺羅星ちゃんに話しかけて寝室に歩いて行く、綺羅綺羅星ちゃんは無表情無言で両腕を突き出すと左右に揺れてその後を付いて行った。


「は~い、おやすみ~、じゃ~寝よかな、ところで瑠偉ちゃんと瑠偉ちゃん2号は何かするの?・・・寝やんもんな?」


希唯依と綺羅綺羅星ちゃんを見送るといつもの寝る場所のソファーで横になりベストポジションを探りながら2人を交互に見て聞いている。


「へ”エェェェンンンンンき”イィィィよ”オォォォう”ウゥゥゥゥゥ」


『勉強』と瑠偉ちゃんは低い声で呻く。瑠偉ちゃん2号は無表情無言で慎吾を見つめ返している。


「そうやったな!瑠偉ちゃん勉強好きやもんな・・・まぁ~瑠偉ちゃん2号は何かするやろ・・・知らんけど、まぁ~そう言う事で俺は寝る・・・・・」


睡魔が限界まで押し寄せると適当に話を切り上げて抵抗する事無く身を任せると熟睡に入る。






「おはよう~」


目を開けると瑠偉ちゃんと瑠偉ちゃん2号が慎吾の頭部を挟む様に立ち上から覗き込む朝を迎える。


「お”オォォォは”アァァァよ”オォォォう”ウゥゥゥゥゥ」


『おはよう』と瑠偉ちゃんは呻く。瑠偉ちゃん2号は無表情無言でまだ覗き込んで慎吾の目を見つめている。その熱い視線を受け止めながらソファに座り直すと朝の一服をする。


「慎吾の兄貴おはようっス」


希唯依は無表情で立つ綺羅綺羅星ちゃんに服を着せては脱がせ服を着せては脱がせの着せ替えを一生懸命している、着せてる服は希唯依と初めて出会った駅の近くの商店街の変形学生服ショップから拝借していた商品限定だったが。


「う~ん迷うっスね~この短いスカートのセーラー服も紫色のツナギもピンク色の学生服も捨てがたいっスけどね~、やっぱり女は特攻服っスよね~」


希唯依は綺羅綺羅星ちゃんの目の前で赤色と白色の特攻服を床に並べて胸の前で腕を組むと悩んでいる。その周囲にも色とりどりの鮮やかな子供服が並べられている。


『あのヤンキーの女の人朝からめっちゃ悩んでますやんっっっ・・・』慎吾は煙草を吸いながら黙って観察している。瑠偉ちゃんは隣でページが中々進まない学習本をいつもの様に熟読していて、瑠偉ちゃん2号は何を考えているか分からない無表情で慎吾、瑠偉ちゃん、希唯依を順番に無言で目で追っている。


「すいませんっス、慎吾の兄貴っ一服中の所少しお時間良いっスか?」


「・・・・・何でしょうか・・・」


慎吾は嫌な予感がしたが返事をする。


「すいませんっス、今チョット悩んでるんっスけど?女はやっぱり特攻服っスよね?」


「・・・・・ですよね・・・」


何が「やっぱり」なのか意味も分からずそれに対して考える事も意味が無いのでとりあえず相槌をしておく。


「そうっスよね!、流石慎吾の兄貴は分かってらっしゃるっス!」


「・・・・・はい・・・」


「それでっスね、綺羅綺羅星ちゃんの気合いの入った外出着選んでるんっスけどチョット悩んで迷ってるんっスよね」


「・・・・・でしょうね・・・」


『見てたら分かりますけど』は抑えて相槌をしておく。


「それでっスね、慎吾の兄貴?、綺羅綺羅星ちゃんの特攻服の色なんすっけど赤色か白色どっちが気合い入ると思うっスか?」


「・・・・・・・」


『そんなん知らんがな・・・てかっ!綺羅綺羅星ちゃんからしてみたらどっちでも良くないでしょうか?』と両腕を胸の前で組んで悩む希唯依の前で、無表情で無言で希唯依を見つめて左右に揺れている綺羅綺羅星を見る。


「そうっスよね~流石の慎吾の兄貴もこればっかりは悩むっスよね~」


「・・・・・ですよね・・・」


『そんなん知らんがな』の無言の慎吾を見て悩んでると判断した希唯依に『このヤンキー女めちゃめちゃポジティブですやん』と考える。


「・・・・・それじゃあ~こんなんどう?・・・希唯依の特攻服も赤色でそれと同じ色の赤色にしてお揃いにするっていうのはどうかな?・・・・・」


慎吾は思いついた事をそのまま口から吐き出す。


「・・・・・えっ!・・・えっ!・・・凄いっスもしかして慎吾の兄貴ってカリスマアパレル店員だったんっスか?・・・お揃いコーディネートっスか完璧過ぎるっスね・・・是非採用させて欲しいっス綺羅綺羅星ちゃんの特攻服の色は赤色にさせて下さいっス?」


「・・・・・あっ!はい・・・どうぞどうぞこんなんでそんなに気に入って貰えたみたいで・・・ワタシヨカッタデス・・・」


慎吾は『・・・もしかして希唯依に馬鹿にされてイジられてる?・・・嫌っ!あのヤンキー女の目は輝いて表情はめちゃめちゃ喜んでる・・・本当にお揃いの色の特攻服に気付いて無くて喜んでるだけやな・・・てかっ!気付こうよ希唯依・・・』と嬉しそうに赤色の特攻服を無表情の綺羅綺羅星ちゃんに着せている希唯依を見ている。






「よしっ!それじゃあ~そろそろ行こかな?」


インスタントの朝飯を食べ終わり少しまったりして準備を済まして慎吾は話す。


「はいっス、私も準備オッケーっス」


「い”イィィィい”イィィィよ”オォォォォォ」


『良いよ』のパンダのフードの瑠偉ちゃん低い呻き声と真っ赤な特攻服に木刀を握り締める元気な希唯依の声が聞こえる。近くには子供用の真っ赤な特攻服を着ている綺羅綺羅星ちゃんとウサギのフードの瑠偉ちゃん2号もしっかり準備が完了していた。





「慎吾の兄貴?まずは私が監禁されていたアパートからで良いっスか?」


運転席に座る希唯依が話す、瑠偉ちゃんはいつもの助手席に座る慎吾の膝の上に座り瑠偉ちゃん2号と綺羅綺羅星は今は荷物が無い後部座席のシートを元に戻すとそこに座らす。


「そうやね、まずそこからやね!それで次は【夜悪龍】やった?そいつらの溜まり場見に行こかな?」


「はいっス、分かったっス」


希唯依は頷くとアクセルを踏んで愛車を出発させる。暫く愛車を走らせると街中に進んで行く。


「あっ!、希唯依チョット止めて!」


突然慎吾が指示する。


「はいっス」


「思いついたんやけど!アパート行く前に瑠偉ちゃん2号と綺羅綺羅星の戦闘力見ときたいからあいつらで試してみるわ?」


慎吾の目線の先にはガラスや入り口が割れて店内の柵も倒れて略奪された後のコンビニがあり、その手前の駐車場には目的も無くその場で左右に揺れているゾンビが4匹突っ立っている。


「あのゾンビで試すんっスね?」


希唯依は少し離れた場所で愛車を止めて慎吾に聞き返す。


「うん!前回の実家の時は瑠偉ちゃんゾンビの配下は横に付いて来ただけで戦闘力見て無いしね、それにチョット見といてからでも遅くないやろうし本番?になるんかな?【夜悪龍】の奴等が生き残ってた場合100%殺すからその時に戦闘力分かってたら指示とかも考えやすいからね、まぁ~瑠偉ちゃんが言うにはほぼ同じらしいからそんなに心配してないし一応戦闘力見せての感じぐらいやけど!」


慎吾は希唯依に向かって話す。


「お”オォォォな”アァァァし”イィィィた”アァァァよ”オォォォォォ」


『同じだよ』と膝の上の瑠偉ちゃんが慎吾の目を見て呻く。


「うん、そうやろね瑠偉ちゃんがそう言うならそうなんやけど一応見させて?」


慎吾は瑠偉ちゃんを100%信じているので一応断りを入れる。


「わ”アァァァか”アァァァた”アァァァ」


『分かった』と呻く声が聞こえる。


「そうっスね、見ときたいっスね」


瑠偉ちゃんと希唯依の了承を得て慎吾は後部座席に座り無表情で振り返った慎吾の両目を見つめる2人の少女ゾンビを見る。


















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