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異世界自己破壊煉獄最弱走馬燈  作者: Fat and smile
1/1

外国に永住するのも億劫なのに、異世界なんかもっと無理

1.自己紹介悪文


「私は教育障害を持って生まれてきました。具体的に病名は言いたくありませんが、これは私にとっての利点でもあり、悪点でもあるのです。

 利点として、病名が判明した時自分は子供の頃から抱えていたこのコンプレックスが、ぼんやりとした周囲への劣等感から明確な治療できる存在となったというのでしょうか。明文化しにくいでしょうが、私は病気持ちだから1人倍の努力では足りないことを科学技術が示してくれたおかげで、私は問題を痛感でき、且ビジネスチャンスが舞い込んできた時期でもあったので、積もった劣等感を改善する努力に変換することが出来ました。

 とにかく私が行ったのは本を読み、その内容を要約するという勉強法です。要約することで知識を出力可能な状態に脳に収納しておけるというイメージです。私は才能は記憶力だと気付いていました、自分に比べて賢い人を凝視し観察することで何となくこの事実に気づいていました。しかし世の理不尽と呼ぶのでしょうか、私はもう一つのことにも気づきました、いわゆる天才と呼ばれる方々は脳の中で知識を無意識に要約していることに、私は紙とペンが必要なのにもかかわらず。脳に蓄積した知識をインターネットで披露したりする横で広告を自分のホームページで載せるとお金がもらえることに気付いた私は、すぐに経済的安定を手に入れることが出来ました。記憶力だけが突出しているが大して成功もしていない人は、この稼ぎ方おススメです。

 さて悪点の方ですが、ひどい虐めと周りからの疎外感を周囲の人々からプレゼントしてもらったことでしょうか。私は自分の能力が低いことをテストや学歴で数値化されて客観視・証明されるシステムの中で過ごしてきたせいか、他者が自分をいじめる行為は当然だと思っておりました。ただこれは論理学の本の受け売りですが、この論理は飛躍した結論です。(自分の能力が低い)→(虐められて当然)は中間の論理的要素が抜け落ちています。今なら自分がなぜこんな結論に達したのか分かりました。それは偶然の遺伝子浮動が生み出すこの自分のどうしようもない境遇を正当化するため、自分は絶対的理由があって理不尽に見舞われていると思うように自身を洗脳したのです。

 

 これは走馬燈です。さっきまで自転車に乗って帰宅する途中で車にはねられました。およそ1.5トンほどの普通車が飲酒運転をして時速50㎞で走って人にぶつかったら、全身の骨が折れ臓物とぶちまけながら体は5~8秒空中を浮遊し、人間の脳はここまでの走馬燈が駆け巡る。空から落ちた瞬間に私の意識が途切れて文字通りの」


 ぐちゃ


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