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桃太郎さん、助けに来たよぉ、最強仲間参上!

作者: 菜宮 雪

 鬼退治のために鬼が島へ向かう桃太郎。

 

 歩いているうちに、桃太郎はお腹がすいてきました。

 腰につけた巾着の中には、おばあさんが作ってくれたきびだんごが入っています。

 桃太郎は歩きながら食べようと思い、巾着の口をゆるめて手を入れると――。


「わっ!」

 桃太郎は、思わず手をひっこめました。

 指先に何か、予想できなかった物体――少なくとも絶対にだんごではない何か――が当たったのです。

 桃太郎は、腰に付けていた巾着をはずし、袋の口を大きく開けて中をたしかめました。


「ぎゃぁぁぁぁ!」

 桃太郎は思わず巾着を放り出していました。


 巾着の中には、きびだんごと一緒に、茶色い虫が入っているではありませんか。

 ヒヨヒヨとなびく細く長い触覚の根元をたどれば、昆虫の目が桃太郎を見上げています。

「うぁ……気持ち悪っ! しかも、でかい」

 その虫は、どこをどうみても世間一般に言われている名で『ゴキブリ』と呼ばれている形をしていました。ですが、こんな大きいのは、今までに見たことがありません。黒光りするこげ茶色の体の大きさは、手のひらほどもあります。


 桃太郎は、一瞬、このゴキブリを道端みちばたの石でつぶしてやろうかと考えましたが、中身がたくさん入っている虫なので、つぶさないほうがいいと考えました。

 実は、おばあさんが作ってくれただんごは、きびだんごではなく、ゴキブリを集めて退治するためのだんごだったのです。おばあさんはきびだんごを作ったことがなかったので、きびだんごの作り方を書いた紙を近所の人からもらったのですが、うっかりして、ゴキブリだんごの作り方が書かれた紙とを、取り違えていたのでした。


 そんなことなど知らない桃太郎は、虫がいた巾着を道に放り出したまま、歩き始めました。

「べつに、俺は虫なんか大丈夫だし。あんなの平気だし」

 虫の気持ち悪さを忘れようと、声に出してみます。二十歩ぐらい進んでから振り返ると、中身ごと捨てた巾着は、まだ同じ位置にありました。虫はそのうちに巾着をはなれて勝手にどこかへ行くでしょう。


 桃太郎は、ゴキブリのことなどさっさと忘れることにしましたが。

「んん?」

 さきほどから、なにやら背中がかゆい気がします。

 蚊でも寄ってきたかと、背中に手を回して、追い払おうとしました。


「ぎょえぇぇ~!!!」


 再び出た悲鳴。今度は自分でもびっくりするような大音量で。

 肩の後ろから胸元に向かって、茶色っぽい虫が降りてきています。

 先ほどきびだんごと一緒に捨ててきたデカゴキブリではありませんか。


「おまえっ! なんで付いてくるんだよ! さっさとどっか行けよ!」

 桃太郎はデカゴキブリを払い落とそうとしましたが、これが意外にもしぶとく、軽く払っただけでは落ちてくれません。デカゴキは、桃太郎の着物の繊維せんいに足をしっかりとひっかけ、必死にしがみついています。

「離せよ、このやろう。手足がちぎれても知らないからなっ!」

 桃太郎は力づくでデカゴキを引きはがそうとしました。

 すると。

「痛いよう。やめてよ」

 桃太郎は、払い落とそうとする手を止めました。

 今、なんか、ここにくっついているゴキブリがしゃべったような。

 ですが、これはゴキブリですから人間の言葉をしゃべるわけがありません。


「俺はおかしくなってしまったのか。まぼろしの声が聞こえる。俺が狂ってしまったのは、この気持ち悪いデカゴキのせいだ」

「デカゴキじゃなくて、あたしは」

 デカゴキは、触覚を左右に大きく広げた形で、ピッ、とポーズを決めました。

「あたしは、超美虫戦士、アハハザマーミロよ。桃太郎さんの最強の仲間になるために参上したの」

「……やっぱり俺は鬼退治が怖くて気が狂ってしまったみたいだ。なんか虫が変なこと言っているとしか思えない。幻聴がひどいな」

「だぁ~か~らぁ。あたしは、超美虫戦士、アハハザマーミロだって言っているじゃないの」

「こいつメスかよ。ま、どうでもいいけど」

「メスなんて言い方、いや。あたしのこと、アロって呼んでいいから。アハハザマーミロの最初と最後の字をとってアロ」


「うぅ……おまえの名前なんて、どうでもいいし。離れてくれよ。ばい菌とかうつりそうだし」

 桃太郎は自分の着物を少しひっぱってデカゴキ、あらため、アロを落とそうとしましたが、そんなゆるいやりかたでは、アロは落ちてはくれませんでした。

「頼むから……どこか行ってくれ」

 桃太郎は泣きそうな声になっていましたが、アロは離れてくれません。

「離れないわよ。あたし、あなたを助けるために来たんだもの」

「おまえが超美虫かどうかってのも、アロとかなんとかって名前もどうでもいい。と、に、か、く、俺はおまえと一緒にいたくないんだよ。おまえがこの世で最高に美しくて、最強のゴキブリだったとしてもな!」


 デカゴキは、桃太郎にしがみついたまま、触覚をくるくると動かしました。

「あー、そっかあ。桃太郎さん、あたしが怖いんだぁ」

「こ、怖くない……さ。こんな虫なんか」

「あれえ、変だね。声、震えちゃってる。やっぱりあたしのことが怖いんでしょ?」

「怖くなんかないっ!」

「へぇ~、怖くないのよね。じゃあ一緒に鬼退治に行くから」

 胸元で動く触覚。やっぱりでかすぎるゴキブリ。

「……なんでもいいから、今すぐ俺から離れろ。俺に話しかけるな」

「じゃあ、離れて、黙っているなら、付いて行ってもいいのね?」


 どうやら、このデカゴキに体から離れてもらうためには、旅に付き添うことを許可しないといけないらしい、と桃太郎は思いました。

 仕方なく。

「もう勝手にしろ! どうしてもって言うなら、俺の後ろ、十歩以上離れて誰にも気づかれないようにして、道端の草に隠れながらにしろ」

「うふふ、桃太郎さんったら……十歩後ろを歩けなんて。くっついて歩くのが恥ずかしいのね」

「ど、どうでもいいからっ、俺の視界に入ってくるな」

「はぁい」


 アロは、桃太郎の胸からぴょんと飛び降りると、道端の木の枝の上に移りました。桃太郎の方をねっとりした目でじっと見ていて、桃太郎が動き出すのを待っています。


 桃太郎は大汗をかきながら、再び歩き出しました。もう後ろを振り返らないことにします。振り返らなくても、なんとなく、背後から、ガサガサ、という虫が動く音が聞こえてきて、『超美虫戦士アハハザマーミロ』が付いて来ていることがわかってしまうのでした。



 やがて、桃太郎は海にたどり着きました。目指す鬼が島は海の向こうにはっきり見えています。桟橋につながれていた手こぎの船に乗り込むと、アロも飛び移ってきました。

 桃太郎は、小さな船の上で、いやでもアロと向かい合って座ることになってしまいました。


 桃太郎は船をこぎながら、考え続けました。どうして、こんな巨大ゴキブリが付いてきてしまったのか、そして、このゴキブリが何の役に立つのだろう、と。

 ――超美虫戦士ってなんだよそれ。こんなやつのどこが美しいんだか。ただのゴキブリ。キモイだけの役立たずじゃないか。


 いくら大きなゴキブリでも、かよわい虫の体では武器は持てません。

 桃太郎が向かい風の中必死に船をこいでいるのに、このゴキブリは、人間に変化してこぎ手をかわってくれるわけでもなく、羽で風を起こしてくれるでもなく、まるで渡し船に乗るえらそうなお客さんのように、動かずに座っているだけ。特別な力などなさそうです。

 桃太郎は、こんな大木だけのゴキブリなんか、今すぐに海に捨ててやりたいと思いました。

 でも、きっと、海に捨てたら、びしょぬれになっても飛んで戻って来るに決まっています。海水がしたたる大きなゴキブリ。ぬれた羽がバサバサして……想像しただけで気持ち悪いです。

 桃太郎は、できるだけアロのほうを見ないようにして、だまって船をこぎ続けました。



 やがて、鬼が島へ到着しました。

 桃太郎が上陸して歩き出すと、アロは桃太郎に言われたとおりに少し遅れながら付いてきました。


 島の中央にある山へ向かって登っていくと、鬼のすみかはすぐに見つかりました。

 桃太郎が木の影から様子をうかがうと、赤鬼と青鬼が、岩屋の入り口でうろうろしています。

 鬼たちは、人の倍ほどの背丈で、しかも大きなこん棒を持っており、簡単に倒せるとは思えませんでした。


 桃太郎が、鬼退治の作戦を考えていると、アロが、突然、桃太郎の背後から鬼たちの正面に飛び出しました。

 鬼たちは、目の前にポトンと落ちてきた大きなゴキブリに目を止めました。

 ですが、たかがゴキブリです。普通のゴキブリより大きくでも、鬼から見れば小さな小さな虫にすぎません。

 鬼たちは、ちらっとアロの方を見ただけで、何の行動も起こしませんでした。


 桃太郎は、アロがその後どうするのかと思いながら見ていました。

 すると、アロは羽をばたつかせて叫びました。


「桃太郎最強助っ人、ゴキブリだんごを食べてもびくともしない超美虫戦士アハハザマーミロ参上! 村の人たちを困らせる悪い鬼さんたち、退治しちゃうわよ。くらえぇぇ、目つぶしぃぃぃ!」

 アロは赤鬼の目に飛びつきました。赤鬼は、驚いたようでしたが、虫が飛んできて目に当たっただけのことで、めんどくさそうに、アロを払い落としました。


 地面に落とされてしまったアロ。

 桃太郎は、つい、笑ってしまいました。

「弱っ! あいつ、あれで最強かよ。さっさと逃げないと踏みつぶされるじゃないか」

 すると、アロは突然後ろ脚二本だけで立ち上がり、大きな羽を震わせたのです。

「よくもやったわね、鬼さん、覚悟しなさい。必殺技、最終奥義、なかま呼びぃぃぃ!」


 桃太郎は背筋に寒気が走りました。

 辺り一面から、ザワザワ、ブーン、と、あまり好ましくない音が聞こえ始めました。あちこちから虫の大群が飛んでくるような……。


「うわあああ!」

 桃太郎も、鬼たちも、同じような声を同時に上げていました。

 どこからともなく現れた無数のゴキブリたち。

 空が暗く見えるほどたくさんいて、それが鬼たちに群がります。

 鬼たちは悲鳴をあげながら、こん棒を放り出し、顔にとびかかってくるゴキブリを必死で追い払います。

「ひぃぃ。なんだこりゃぁ、目が見えん~!」

 ゴキブリはどんどん増え、とうとう鬼たちを覆い尽くしてしまいました。

 鬼たちはまるでゴキブリの着物を身にまとっているような姿になりました。


「桃太郎さん、今よ!」

 鳥肌を立てたまま、まったく動けなかった桃太郎の耳に、アロの声が聞こえました。

 アロがどこにいるのかわかりませんでしたが、桃太郎は、勇気をふりしぼって、多数のゴキブリが飛び交う中、泣き叫ぶ鬼たちに突進しました。


 いきなり現れた桃太郎に、足をすくわれた鬼たちは、目を押さえたまま地面に転がりました。桃太郎は、用意してきた縄で、すばやく鬼たちをしばりあげました。


撤収てっしゅう!」

 アロの声と共に、アロの仲間たちはササッーとどこかに飛んで行ってしまい、桃太郎がぽかんとしているうちに、一匹もいなくなりました。

 動けなくなって転がる鬼たちの前には、ほこらしげに胸をはるアロの姿が。


 桃太郎は大汗をかきながら、アロに近づきました。

「おまえ、すごいな……なんか、ものすごく恐ろしい必殺技だった……鬼退治が簡単に終わって助かった」

「桃太郎さんの役に立ててうれしい。うふふふ」

 アロは触覚を振り回し、大きく口を開けて笑っていました。



 こうして、鬼たちは降参し、桃太郎は、みごとに鬼退治を成しとげたのです。

 桃太郎は鬼たちが村人から奪い取ったたくさんの宝物を村に持ち帰りました。桃太郎を育てたおじいさんとおばあさんは、家から飛び出してきて、涙を流して喜びました。


 桃太郎は、これでやっとこのデカゴキと離れることができると思い、ほっとしながら、草陰に隠れているアロに、別れの言葉をかけました。

「アロ、いろいろ思うことはあるけれど、ありがとうな」

 ブーン、と羽音がして、アロがおじいさんたちの前に姿を現しました。

 おばあさんがアロを指差して悲鳴をあげました。

「ひょぇぇ! 大きなゴキブリじゃ!」

「おばあさん、これ、仲間だよ。このゴキブリが俺に手を貸してくれたんだ」

「ほぉ? このゴキブリが」

 おじいさんとおばあさんは、アロの姿を穴があくほどじろじろと眺めました。

 と、突然。


 黒い煙がアロの体から上がり、周囲は煙で何も見えなくなりました。

「おお? なんだ?」

 なぞの煙は、すさまじい勢いであたりに広がり、アロがどうなっているのか、何もわかりません。

「アロ!?」

 そのうちに、黒い煙が徐々に薄くなってきたころ、今度は、まばゆい光がさしてきました。

 桃太郎が煙にむせながら光に目をこらすと、そこにはゴキブリの代わりに、光る胸当てと腰巻こしまきをまとった一人の女が立っていました。


 現れた若く美しい女は、にっこりと笑い、桃太郎に向かって軽く頭を下げました。

「あたし、アロよ。やっと呪いがとけたの。これで竜宮城へ帰れるわ」

「おまえ……ゴキブリじゃなかったのか!」

「本物のゴキブリだったら、もう死んでいるわよ。桃太郎さんが持っていただんご、ゴキブリ退治用だったんだから。あっ、誤解のないように言っておくけど、あたしは、ゴキブリだんごにつられて付いて行ったわけじゃないからね。だんごに寄ってくる他の子たちを追い払うの、がんばってたのよ」

 おばあさんは、はて? という顔で、桃太郎を見ました。桃太郎も、何のことかわからず、聞き流しました。

 持って行ったきびだんごが、実はゴキブリだんごだった、という謎が解明されたのは、ずっとずっと先のことです。


 人間の姿になったアロは、あっけにとられている桃太郎の両手をやさしくにぎりました。

「あなたは桃の国の王子、モモタリア・ジュワルツネッガーよ。竜宮の姫のあたしと結婚するには『試練』を乗り越えないといけなくて、あたしは、呪われてゴキブリに。あなたは記憶を全部奪い取られて川に流されてしまったの」

「嘘だろ? 俺が桃に入っていたことは間違いないけど」

「ぜーんぶ、本当のこと。さあさ、竜宮へ帰って結婚しましょうね。鬼退治は終わったことだし、これであたしたちはどんな障害でも乗り越えることもできると証明できたのよ。呪いを解くためは、二人で協力し合って何かを成し遂げないといけなかったの」

「呪いって、誰がそんなことを」

「あなたのお父さんに決まっているでしょ。桃の国の王、モモヒキダミアン十五世陛下」

「それが俺のおやじ……? つか、桃の国ってどこにあるんだよ」

「桃の国はあそこ。今は昼間だからわからないと思うけど、夜ならはっきり見えるわ。赤く輝く希望の星よ」

 アロは明るい空の一点を指さしましたが、ただ青い空があるだけでした。

「俺の記憶は」

「竜宮に戻れば、記憶は全部戻るわ。記憶は、全部玉手箱に入れてあるから」


 アロは、驚きのあまり手を取り合って震えているおじいさんとおばあさんに向かって頭をさげました。

「あたしの婚約者、モモタリア・ジュワルツネッガーがお世話になりました。これからは竜宮でふたり仲良く幸せに暮らします」

「ちょっ、俺はおまえと結婚とか無理。ゴキブリだったやつとなんて――」

「行くわよ」


 アロが軽く手を挙げると、ポン、と音がして、桃太郎の体は、大人の頭ほどもある大きな桃になっていました。

「~~~!!!」



 アロは、桃となった桃太郎を重そうに抱き上げると、おじさんたちにもう一度あいさつしました。

「これが桃太郎さんの、いえ、モモタリアの本当の姿なんですよ。おじゃましました。ありがとうございました」

「わしらは、桃太郎にはもう会えんのか。これでは口もきけん」

「いいえ、おじいさん、ご心配はいらないです。こうすれば、彼と話はできます。はーい、ぱっかーん!」

 アロは、どうやったのか、抱いていた桃をきれいに真っ二つに割りました。


「おいっ、アロ、てめえ、何すんだ!」

 中には頭だけ大人の桃太郎が。体はちっちゃく、手足がどこにあるのかよく見えないような巨頭の桃太郎は、アロに文句を言おうとしましたが――。

 アロは、割られた桃を、ほい、と閉じてしまい、桃太郎はまた無言の桃になってしまいました。


 アロは、もぞもぞと動く桃を逃げないようにがっしりと抱えて、海辺に立ちました。


「か~め~おいでぇ~かめさぁん~きてきてぇぇ。はやくぅ。もう待ちきれないわぁぁぁん」


 アロの呼びかけに応えるように、大きなウミガメが波打ち際まで泳いできました。


 桃太郎を抱いたアロは、訳がわからずぼうっとしているおじいさんとおばあさんに見送られ、現れたウミガメの背に乗って、海の中に帰って行きました。


 桃太郎はその後、玉手箱の力ですべてを思い出して、竜宮城でアロと共に幸せに暮らした、ということです。


 めでたし、めでたし……。



 ……えっ、桃太郎の姿がどうなったかって?


 竜宮情報局所属のタコからの話では、桃の姿に戻った桃太郎は、竜宮の王様に魚のヒレとしっぽをつけてもらって、元気に海を泳ぎ回っている、とのことです。ときどき、アロにも桃をかじられて弱っていることもあるみたいだけど、ふたりは幸せだとか。

 桃太郎は、たまに、おじいさんとおばあさんに会いにいき、アロに桃を、ぱっかーん、と割ってもらって、顔をみせます。

 桃太郎は、おじいさんたちとの会話を楽しんで、すてきな時間をすごしているそうな。


 というわけで、めでたし×2


 竜宮の姫と、桃の国の王子の恋バナもどき。

 ふふん、これでほんとうにおしまい。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 原作の桃太郎が、現代の若者からの共感がまるでなさそうなキャラクターなのに、ここまで「受難」「受け身」「でも放っておけない気の優しさ」など、今の若者が「あー、あるある」と頷いてしまうのではな…
[一言] Gは、まずいと思うの(;・∀・)コエーヨ
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